牛肉のランプとはどこの部位のこと?おいしい食べ方をご紹介

スーパーなどで購入できる牛肉のランプ。

「食べる機会は何度もあるけど、一体どこの部位なのか」など、ランプについて疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?

さまざまな食べ方が存在しており、美味しく食べるためにも調理法を押さえておくことが大切です。

今回は牛肉のランプとは一体どこの部位なのかに加え、調理法とおすすめレシピについて解説させて頂きます。

牛肉について興味がある・牛肉を美味しく食べたいと感じている方は一度参考にしてください。

 

牛肉のランプについて

牛肉のランプはどこの部位なのかはもちろん、味や選ぶ際のポイント、他の部位との違いなど、知っておきたいことがいくつか存在します。

まずは、牛肉のランプとは一体どのようなものかについて解説させて頂きます。

ランプとは一体どの部位なのか

ランプとは、腰・お尻・モモにかけて取れる部位です。

サーロインの隣に位置します。

スーパーなどでも販売されているため、手に入れやすい部位のひとつに挙げられます。

名前の由来は英語のrump。rumpの訳は臀部です。

ランプの気になる味

ランプは赤身と脂のバランスが良いのが特徴的。牛肉の持つ濃厚な味わいが楽しめます。

脂も多くないので、油っこくないのも魅力のひとつです。

肉質もきめ細かく、柔らかいのもポイントに挙げられます。

ランプのカロリー

肉を食べる上でカロリーを気にしている方も多いのではないでしょうか?

部位によって、カロリーが異なります。

体づくりを行っている場合、100g当たりのカロリーをチェックし、食べるかどうか判断したいところ。

ランプのカロリーは100g当たり181.9kcalと低めです。

筋トレやダイエット中に牛肉が食べたいと感じた際、ランプを食べることをおすすめします。

体づくりをサポートする鉄分も豊富に含まれています。

ランプを選ぶ際のポイント

美味しい牛肉を購入するためには、目利きが重要です。

人によっては、スーパーなどを訪れた際にどれを購入すれば良いか迷ってしまうと感じているのではないでしょうか?

ランプを選ぶポイントとして、以下のものが挙げられます。

  • 色味
  • ドリップの有無

ここでは、ランプの選び方について説明するので、牛肉選びに悩まされている方は一度参考にしてください。

色味

スーパーなどを訪れた際、ランプの色味をチェックしましょう。

淡い赤色をしている場合、若い牛のランプです。

老齢の牛のランプの場合は、濃い赤色をしています。

美味しいランプを食べるなら、明るい色のランプを購入してください。

どの部位においても、時間が経つにつれて乾燥します。

乾燥するのに伴い、艶を失ってしまうので、注意が必要です。

長時間放置されていると、褐色に近いくすんだ色になってしまいます。

ランプを購入する際、艶がある物を購入しましょう。

ただし、パックの下の方にあるランプは黒くなっている場合がありますが、鮮度が悪いわけではないので、注意してください。

空気に触れていないランプが黒くなってしまうケースも存在します。

ドリップの有無

ドリップは肉の内部から出てくる液体です。

ランプによっては、ドリップが出ているかもしれません。

水分だけでなく、タンパク質や旨味成分も含まれています。

ドリップが出ている場合、ランプの鮮度が落ちているため、注意が必要です。

ランプを購入する際はドリップが出ていない物を購入してください。

 

ランプ以外のモモ肉とは一体何か

ランプ以外のモモ肉には一体何があるか気になっている方も多いのではないでしょうか?

牛肉を満喫するなら、ランプ以外のモモ肉についてもチェックしたいところ。

牛のモモ肉には、以下のものが挙げられます。

  • イチボ
  • 内モモ
  • 外モモ
  • シンタマ

ランプの後ろにイチボが存在しており、ランプを含めてランイチと呼ばれる場合もあります。

内モモも脂身が少なめなので、油っこいのが苦手な方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

外モモは硬めの部位のため、薄くスライスして頂きます。

シンタマは希少部位のひとつとして知られており、濃厚な味わいが楽しめる部位です。

牛肉を食べる際、各モモ肉の違いも感じてみることをおすすめします。

 

牛肉のランプを美味しく食べる調理法

ランプを少しでも美味しく食べるコツはないか気になっている方も多いのではないでしょうか?

牛肉の美味しさを引き出すためには、どのような調理を行うかが重要になってきます。

調理していく上で以下の3つを押さえておきたいところ。

  • 焼き方
  • 切り方
  • 柔らかくする方法

焼き方や切り方ひとつで味に大きな違いが出ます。

ここでは、ランプを美味しく食べるための調理法について説明させて頂きます。

ランプを扱うのに慣れていない方は一度チェックしてください。

 

焼き方

レア寄りに仕上げるのが焼く時のコツです。

火を入れ過ぎてしまうと、ランプが硬くなってしまうので注意してください。

焼く前に常温で約30~1時間かけて戻しましょう。

厚さによって戻す時間に差が出ます。

常温で戻す理由は焼きムラを作らないためです。

また、バターを使って焼くことにより、コクが出ます。

切り方

ランプを美味しく食べる上で食感も重要になってきます。

食感を少しでも良くするためにも切り方を意識したいところ。

ランプの切り方は繊維に対し、垂直に切ることです。

切る際は繊維の方向を意識しましょう。

繊維を短くすることにより、食べやすくなります。

薄く切り過ぎると、ジューシーさを感じにくくなるので、ランプを調理する際は注意してください。

柔らかくする方法

ランプによっては固い場合もあります。

ミートテンダーを入れることにより、ランプを柔らかくすることができます。

 

牛肉のランプを使ったおすすめレシピ

ランプを使った料理は多岐に渡ります。

焼き物から煮込み料理までさまざまな料理に使えるのもランプの魅力。

最後に、ランプを使ったおすすめレシピをいくつか紹介します。

牛肉料理のレパートリーを増やしたい方は一度参考にしてください。

 

ランプのステーキ

ランプの食べ方のひとつにステーキが挙げられます。

スーパーなどでもランプのステーキ肉が販売されている場合もあるので、手に取った方も多いのではないでしょうか?

まずは、ランプのステーキの材料とレシピについて解説させて頂きます。

材料

  • ランプ:200g
  • ニンニク:1片
  • 塩コショウ:少々
  • サラダ油:大さじ1杯

 

レシピ

まずはランプを常温に戻し、塩コショウを振りましょう。

その後、ニンニクを薄切りにします。

サラダ油とニンニクをフライパンに入れたら、弱火で熱してください。

ニンニクが香り立ち、薄く色づいたらフライパンから取り出します。

次に中火にしたら、ランプを入れて約1分焼きます。

さらに裏返して約1分焼いてください。

最後にランプをアルミホイルに包み、粗熱を取りましょう。

アルミホイルに包み込むことで肉汁を閉じ込め、美味しく仕上げることができます。

粗熱が取れたのを確認したら、皿に盛りつけます。

後はお好みのソースをかけて頂いてください。

 

ステーキにかけるソース

ステーキを美味しく食べる上でソースも重要になってきます。

市販のステーキソースをかける方もいれば、手づくりのステーキソースで楽しみたい方もいるのではないでしょうか?

ランプのステーキにかけるソースの材料は以下の通り。

  • 玉ねぎ:1/2個
  • 醤油:小さじ2杯
  • 酢:小さじ1杯
  • 酒:大さじ1杯
  • 砂糖:大さじ1/2杯

 

まず、玉ねぎをすり下ろします。

フライパンにすり下ろした玉ねぎ・醤油・酢・酒・砂糖を入れ、中火で熱してください。

水分が半分程度になるまで煮込みましょう。

 

ランプのローストビーフ

ローストビーフもランプを美味しく食べる方法のひとつです。

ここでは、ランプのローストビーフの材料に加え、レシピについて説明させて頂きます。

材料

  • ランプ:400g
  • 塩コショウ:少々

レシピ

まずはランプの両面に塩コショウをかけ、揉み込みます。

その際、お湯を大きめの鍋で沸かすのがポイントです。

油をフライパンに入れたら、ランプを強火で焼き、表面に焼き色をつけてください。

ランプをラップで二重に包んだ後、ポリ袋で二重にしましょう。

次に沸騰したお湯に3分温めます。

3分経過したら、火を止めて蓋をし、20分間放置してください。

20分経過した後、鍋からランプを取り出します。

冷めたタイミングで好みの厚さに切り分け、皿に盛りつければ出来上がりです。

後は好みのソースで頂いてください。

 

ローストビーフにかけるソース

ローストビーフを美味しく食べるためには、ソースも重要。

普段、皆さんはローストビーフに一体どのようなソースをかけているのでしょうか?

ソースの材料は以下の通りです。

  • 醤油:大さじ3杯
  • 酒:大さじ2杯
  • みりん:大さじ2杯

作り方は、ランプを焼いたフライパンに醤油・酒・みりんを入れ、軽く温めるだけです。

ニンニクやショウガを適量すり下ろし、一緒に食べる方もいます。

ランプの煮込み

ランプを時間かけて煮込めば、さらに柔らかくなります。

ここでは、ランプの煮込みに用いる材料とレシピを紹介します。

 

材料

  • ランプ:500g
  • 玉ねぎ:1/2個
  • ニンジン:1/2本
  • セロリの葉:1本分
  • パセリ:5本
  • 岩塩:適量
  • デミグラスソース:1缶
  • トマトジュース:700ml
  • ローリエ:2枚

レシピ

ランプの全体をフォークで刺したら、岩塩を振ります。

ジップロックにランプ・セロリの葉・パセリを入れ、冷蔵庫で24時間寝かせてください。

玉ねぎをくし切りにしたら鍋に入れます。

ランプのドリップをキッチンペーパーで拭き取り、セロリの葉・パセリと一緒に玉ねぎの上に重ねます。

ニンジンの皮を剥いた後、乱切りにして鍋に入れてください。

デミグラスソースとトマトジュースを入れた後、ローリエを加え、蓋をします。

中火にかけ、沸騰するまで待ちましょう。

沸騰するのを確認した後、弱火にし、蓋を少しずらしてください。

2時間煮込んだら、ランプを食べやすいサイズに切り分けます。

最後に、皿に盛りつければ完成です。

鍋の中に残った野菜は潰してソースにして頂いてください。

まとめ

牛肉のランプは腰・お尻・モモの肉です。

赤身と脂のバランスが良く、濃厚な味わいが楽しめます。

カロリーも100g当たり181.9kcalと低く、カロリーを気にしている方にもおすすめできる部位。

ステーキはもちろん、ローストビーフや煮込みなど、さまざまな料理に適しているので、自分に合った食べ方を見つけましょう。

また、ランプを少しでも美味しく食べるためには、焼き方・切り方・柔らかくする方法を押さえておきたいところ。

ランプを食べて是非スタミナをつけてください。

 

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