今回は、焼き肉で人気のある部位のお肉やサイドメニューを紹介していきます。それぞれのお肉の特徴や違い、食事するときの注意点など詳しく説明していますので、是非参考にしてみてください。
焼き肉で人気なお肉とは?牛肉の部位を10種類紹介
LINEリサーチにておこなわれたランキング調査を参考に、焼き肉で人気のある部位のお肉を10種類紹介していきます。定番のお肉から内臓系まで詳しく説明していきますので、是非自分の好みのお肉をチェックしてみてください。
牛タン
牛タンは牛の舌のことを言い、歯ごたえの良さが特徴的な部位です。「タン元」「タン下」「タン中」「タン先」の4つに分けられ、特に牛の舌の付け根の方にある「タン元」は、あまり筋肉を動かさないところなのでとても柔らかく、霜降りのように脂がしっかりとのっています。鮮度が良いものは、タン刺しというお刺身としても頂くことができます。
歯ごたえのあるタンがお好きな方は、タン元よりもタン下を使用しているメニュー・お肉を選ぶと良いでしょう。つけだれはレモンやネギ塩など、サッパリめのものがより合うでしょう。
またLINEリサーチの「好きな焼き肉の部位ランキング」によると、10~40代は1位、50代は2位となっており、年代を問わず大人気な部位です。焼き肉をする際には欠かせないお肉です。
牛カルビ
牛カルビは牛のあばら骨の間のお肉のことを言い、お肉自体は噛み応えがあるのですが、サシが多く入っているため実際に食べると柔らかく感じられます。また脂身は甘く、味が濃厚に感じられます。
カルビは「肩バラ」と「ともバラ」の2つに分けられ、肩バラには特上カルビなどの、少しレベルの高いメニューで使用される「三角バラ」が含まれています。三角バラは、サシがしっかりと入っていてカルビの中で1番美味しいと言われているので、おすすめの部位です。ともバラは、お腹側にある「外バラ」と背中側にある「中バラ」の2つに分けられます。
希少部位として有名なカイノミはこの中バラに含まれ、ヒレの隣に位置しています。そのため、柔らかい赤身肉と上質な脂身を楽しめる「バラとヒレのハイブリッド」のような特徴のあるお肉です。
LINEリサーチの「好きな焼き肉の部位ランキング」では、10~40代が2位、50代は1位となっています。
牛ハラミ
牛ハラミは牛の横隔膜のことを言い、厳密には横隔膜(胸~お腹の間にある筋肉の膜)の背中側に位置しています。正肉と捉えられがちですが、内臓のお肉に分類されています。肉汁にはコクがあり味が濃厚で、赤身肉のような満足感のある食感です。
またLINEリサーチの「好きな焼き肉の部位ランキング」では、10代は5位、20~40代は3位、50代は4位となっています。焼き加減としては、しっかりと火入れをした方が旨味を感じやすくなるのでおすすめです。
サガリ
サガリは牛の腰椎に接している部位で、ハラミからぶら下がるように存在しており、内臓部分に分類されます。
また「ビワハラミ」と呼ばれたり、ハラミとサガリを合わせてハラミとされることもあります。脂っこさがなくヘルシーな赤身肉で、柔らかく味もしっかりしています。
LINEリサーチの「好きな焼き肉の部位ランキング」では、10代は5位、20~40代は3位、50代は4位となっています。
牛ロース
牛ロースは肩から腰にかけてのお肉のことを言い、「肩ロース」「リブロース」「サーロイン」の3つに分けられます。
肩から背中にかけてある肩ロースは、筋肉をよく動かす部位なので食感がしっかりしており濃厚な味をしています。肩ロースを食べる際は薄切りが向いているので、しゃぶしゃぶやすき焼きがおすすめです。
あばら周りにあるリブロースは、柔らかくキメ細かい肉質をしており、筋が少ないという特徴があります。またサシが入っていて、脂身の濃厚な旨味を感じることができるお肉でもあるので、ローストビーフやステーキにおすすめです。
腰あたりにあるサーロインは風味が良く、柔らかい肉質と細かく入ったサシが特徴的で、ステーキとして焼くのに向いています。
またLINEリサーチの「好きな焼き肉の部位ランキング」では、10代は3位、20〜40代は4位、50代は3位となっています。
牛サーロイン
牛サーロインは牛の腰上あたりに位置しているお肉のことを言います。ステーキとしての人気が非常に高く、サシが多く入っていることから焼くとジューシーで柔らかく、脂身の甘さをよく感じられるお肉です。名前の由来は、ヘンリー8世がサーロインを食べ、お肉の美しさと美味しさに感動し「サー(ナイトの称号)」を与えると言ったことから「サーロイン」と言う名称になったと言われています。
LINEリサーチの「好きな焼き肉の部位ランキング」では、ランク外ではありますが、全体の中で9位となっています。ステーキだけでなくしゃぶしゃぶやすき焼きにもおすすめな高級肉です。
牛ヒレ
牛ヒレは、牛の腰奥側にある脊椎の細長い筋肉部分のことを言い、牛一頭から約3%ほどしか取ることのできない希少部位です。ほとんど動かさない筋肉なので赤身肉が非常に柔らかく、脂肪が少ないためサッパリと頂けるお肉です。
また、クセのない味わいで筋がなく、繊維がキメ細かいので滑らかな舌触りをしているという特徴もあります。
フィレやヘレと呼ばれることもあり、LINEリサーチの「好きな焼き肉の部位ランキング」ではランク外ではありますが、全体の中で10位となっています。
ヒレでも十分高級肉なのですが、ヒレの中の中心部から取った肉質の良い部分を「シャトーブリアン」と言います。ヒレから厳選しているのでさらに希少性が上がり、お値段は牛肉の中でも1番高級な部位となります。非常に柔らかくお肉のキメが細かいという点はヒレと共通するのですが、そこに加えて形の良さも重要視されます。
ミノ
ミノは、牛の4つある胃のうちの1つ目の胃のことを言い、コリコリとした食感と歯ごたえのある弾力が特徴的です。比較的においや味にクセがないので、内臓系のお肉の中でも食べやすい部位とされています。
また、お店などで「上ミノ」があった場合、普通のミノとの差はそのお肉の厚さと脂です。厚い上ミノの方が脂を多めに含んでいるので、より満足感を得られます。
サッパリとした味わいが好みの方は、普通のミノを選ぶことをおすすめします。
牛ハツ
牛ハツは牛の心臓のことを言い、味はクセがなくサッパリとしています。筋肉をよく使う部位なので、コリコリとした歯ごたえが特徴です。
また、食事などから摂取した糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変えてくれたり、髪や肌の健康を保ってくれたりするビタミンB2が含まれています。
もつ鍋やお刺身におすすめの部位ですが、生で頂く時には新鮮なもの、かつ表面に火を通して殺菌をしないと食中毒になってしまう可能性があるので、そのまま生で頂くのはやめておきましょう。
牛レバー
牛レバーは牛の肝臓のことを言い、柔らかく濃厚な味わいが特徴です。臭みが出やすい部位でもあるので、自宅で扱う時には一口大に切り ①氷水に浸してよく洗う②牛乳(もしくは塩水)に20~30分浸す などして、臭みを取ってから調理しましょう。
また鉄分を多く含んでいるので、貧血気味な方は定期的に牛レバーを食べるのがおすすめです。玉ねぎ・ニンニク・ニラなどと一緒に食べると疲労回復・スタミナ増強効果を得られ、ビタミンが含まれるジャガイモ・ブロッコリーなどと一緒に食べると鉄分を効率よく吸収することができます。
焼き肉でおすすめのサイドメニューとは?1位から5位まで紹介
LINEリサーチでおこなわれたランキング調査にて、人気のサイドメニューを1位から5位まで紹介していきます。焼き肉と一緒に食べることで様々な効果もありますので、是非参考にしてみてください。
1位「白米」
白米は10~20代が1位、30~50代は2位と、年代が代わっても白米は人気なサイドメニューです。特に10代は60%越えで、食べ盛りの年代には焼肉とのセットとして欠かせないですね。特にカルビなど脂が多く、濃いたれとの相性が良いお肉だとどうしても白米を欲してしまうものです。
ダイエット中など白米を食べることに抵抗がある方は、ビビンバ・クッパなど具材や水分でカサ増しされているメニューを選ぶようにしましょう。そうすることで白米を食べる罪悪感を消しつつ、焼き肉を思う存分に楽しめます。
2位「キムチ」
キムチは10代が3位、20代は2位、30~50代は1位と、歳を重ねるごとに人気が高くなっている事が分かります。
またキムチは発酵食品なので、お肉を食べた胃腸を整えてくれます。また、唐辛子に含まれるカプサイシンが血行促進・発汗・脂肪燃焼効果があるため、お肉の前に食べるのがおすすめです。
3位「焼き野菜」
焼き野菜は10~20代がランク外、30代は4位、40~50代は3位となっています。
焼き野菜をお肉と一緒に食べることで、バランス良く栄養を摂ることができます。お肉はタンパク質が豊富に含まれており、またお肉の脂によって、カボチャ・人参に含まれるβカロテンを吸収しやすくなる効果もあります。
4位「サンチュ」
サンチュは10代がランク外、20~30代は3位、40~50代は4位となっています。焼き肉をサッパリと食べるには、サンチュが欠かせません。
サンチュは、強力な抗酸化作用のあるβカロテンが豊富です。血液循環も良くしてくれるのでコレステロールが下がり生活習慣病の予防にもなります。
5位「サラダなどの生野菜」
サラダなどの生野菜は10代が4位、20代はランク外、30~50代は5位となっています。
お肉を食べる前に生野菜を食べることで、糖質の吸収やドカ食いを抑えてくれます。生野菜の食物繊維によって、焼き肉を食べた時のお通じをスムーズにしてくれる効果もあります。また、ワカメスープも一緒に飲むことで糖質と脂質の吸収を遅らせてくれます。