肉の部位は11種類も!名前とその由来をご紹介!

今回は牛肉の部位についてご紹介していきます。みなさんが日頃から食べられている牛肉はばらやもも、タンなど色々な種類の牛肉があります。実は牛肉は細かく分けると100以上もの種類に分けることができるのです。全てご紹介するのは難しいので、今回は食肉小売品質基準に沿った肉の部位を11種類ご紹介していきます。

この11種類というのも実は基準によってまちまちで13種類になるものや10種類になるものなど様々ですのでご注意ください。ここでご紹介するのだけが正しいというわけではありません。

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肉の部位は意外と覚えやすい!形などから名前をとっていることも!

肉の部位の名前を覚えるのは難しそうに思えます。しかし実は意外と覚えやすいのです。肉の部位の名前は基本的に形や英語からとったものが多く、特徴的な名前が多いです。例えばバラ肉の一部である「ザブトン」という部位は座布団の形をしているからこの名前になったりしています。

他にも灯りのランプの形をしていることから「ランプ」という部位があったり、三角の形をしているから「トモサンカク」という部位だったり意外と意味を知ってしまえば覚えやすいですよね!

肉の部位全11種類をご紹介!

ここからは食肉小売品質基準にのっとった肉の部位11種類をご紹介していきます。併せて特徴などもご紹介していきますね。

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1.ネック

その名の通り首周りの部位です。焼肉やしゃぶしゃぶなどで食べることはほとんどありません。霜降りがなく、コクと旨味が強いのが特徴です。スネに次いで2番目に硬く、脂肪分が少ないです。肉質が硬いため、煮込み料理やひき肉に利用されることがほとんどです。精肉店でも売っているところは少ないですが、比較的安価です。

2.かた

肩ロースを覆うようにしている部位がこのかたの部分です。場所にもよりますが、硬い部位が多く赤身がほとんどを占めます。肉のコラーゲンやエキスが豊富で、脂肪分が少なくダイエットなどにもおすすめの部位になります。ここもネックと同じく煮込み料理にもおすすめです。また、部位によっては薄く切って焼肉やすき焼きでも食べることができます。

3.かたロース

肩から背中にかけてあるロース肉の始まりの部分です。やや筋はあるが、キメが細かく柔らかいのが特徴的です。サシが入っていることも多く、赤身とサシのバランスが取れている部位です。焼肉やステーキ、しゃぶしゃぶ、肉寿司など様々な肉料理に使えます。赤身が多いので、焼きすぎると硬くなりやすいので注意が必要です。

4..リブロース

リブロースは肋骨の背中側の部位です。リブとは肋骨を意味しており、ロースの中で最もきめが細かく、綺麗なサシが特徴的です。サーロインと対をなす高級部位であり、脂の一片に至るまで捨てるところがないと言われているほど美味しい部位です。

焼肉やステーキ、しゃぶしゃぶなどどんな料理にも合う高級部位です。銘柄牛であれば100gで1万円を超えるところもザラにあります。

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5.サーロイン

牛の腰の部位にあるのがこのサーロインです。サーロインは肉の王様と呼ばれるくらい最高級の部位です。肉質は柔らかく、非常にジューシーで噛めば噛むほど甘さが出るのが特徴です。サシもかなり入っているがヒレに次いで柔らかい肉質です。焼肉でもステーキでもしゃぶしゃぶでもどのように調理しても美味しいのがサーロインの特徴です。銘柄牛になるとかなりの値段になるほど超希少で人気の部位です。

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6.ヒレ

サーロインの下にあり、内臓の上にある部位がヒレです。霜降りではサーロインがお肉の王様と呼ばれていますが、赤身のヒレはお肉の女王様と呼ばれています。牛がほとんど筋肉を使わない部位のため非常に柔らかいのが特徴です。

牛肉の中で最も柔らかいとされており、ヒレの中でもシャトーブリアンは最高級部位になります。ひれは一頭の中でわずか2キロほどしか取れませんが、シャトーブリアンはわずか600gほどしか取れないほど貴重な部位です。100gで3万円以上することも珍しくはありません。

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7.ばら

アバラ周りのお肉のことをばらと呼びます。かたに近づけば近づくほど赤身で筋肉質な肉質になります。中でも「肩ばら」「ともばら」に分けて呼ばれることが多く、肩ばらは肩に近いため赤身系のお肉で、ともばらは霜降りが多い部位です。ともばらはカルビや上カルビなどによく使われている部位でもあります。

8.もも

後ろ足の付け根の部分でよく動かす部位がこのももです。よく動かすため赤身が多く、霜降りが少なめです。肉質が全体的に均一なのが特徴で、外ももに比べると柔らかいです。タンパク質が多くヘルシーなため、ダイエットや筋トレ中の人にはおすすめの部位です。

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9.外もも

ももの外側のお肉です。キメが荒く、先ほど紹介したももよりも硬いです。ここを外ももといい、先ほど紹介したももを内ももと呼ぶこともあります。肉質が硬いため、焼肉やステーキなどには向いていないため、煮込み料理や薄切りにして使われることが多い。安価で取引されていることが多いが、タンパク質も多いので人気も高い。

10.ランプ

腰からお尻、ももにかけての部位です。ランプのような形をしていることかららんぷと呼ばれています。肉質はきめ細やかで基本的には赤身が多めです。しかし、サシも適度に入っていることから上品な味わいが特徴のお肉です。

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11.すね

牛のすねの部分のお肉です。今回ご紹介する12種類だけではなく牛の基本的な可食部の中で最も硬く、焼肉などでは食べることはありません。しかし、骨や少ない肉の中に旨味成分が多く、スープや煮込み料理として優秀です。

肉質がゼラチン質なため、じっくりと煮込んで牛すじ煮込みにするのが一番ベストです。手間暇はかかりますが味は非常に良い。

部位の特徴を知るとお肉がもっと美味しくなる!

 

さて11種類の牛肉の部位についてご紹介していきました。牛肉は部位ごとにより肉の特徴が大きく異なります。ばらであれば霜降りが多く、焼肉やしゃぶしゃぶに向いています。また、ももなどの赤身であれば焼肉、ステーキで食べることがおすすめです。

その他にもすねやネックなど普段は食べないようなところでも煮込み料理やミンチにしてハンバーグするのに適した部位などそれぞれ違いがあるのです。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございました。肉の種類は今回11種類に分けてご紹介していきましたが、本当は細かく分けると100種類以上もの部位に分けることができます。ぜひみなさんも自分が好きな部位を焼肉屋などで見つけてはいかがでしょうか。

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