焼肉で人気の肩ロースとは
肩ロースとは
肩ロースは、牛肉の部位のひとつで、肩から背中にかけての部分です。比較的動かす部位のため、食感は硬すぎず柔らかすぎず、濃厚な旨味が特徴です。焼肉のほかにも、すき焼きやしゃぶしゃぶなど様々な方法で食べられています。より細かく分類すると、「ザブトン」や「肩芯」といった部位に分類することもできます。
※出典:日本ハム株式会社(https://www.nipponham.co.jp/recipes/meat/knowhow/round/03.html)
焼肉用の肩ロースの選び方
ドリップが出ていないもの
「ドリップ」とは、時間が経てば経つほどお肉から出てきてしまう赤みがかった水分のこと。これが出ているということは、味、鮮度ともに落ちている証拠です。
みずみずしいツヤがあり、淡く明るい赤色をしているもの
より新鮮なお肉は「鮮赤色」といわれる淡く明るい赤色で、みずみずしいツヤがあります。赤色が濃く、褐色に近いくすんだ色をしているもの、パサついているものは避けるのが無難です。
また何枚か重なっているお肉は、重なっている部分が黒く変色していることがあります。このような黒ずみは、空気に触れなかった部分の色素が酸素に触れずにピンク色に発色しなかっただけなので、多くの場合は問題ありません。
白に近いクリーム色の脂肪のものを選ぶ
最後に、脂肪の状態を確認しましょう。口当たりが良くおいしいお肉の脂肪は、白に近いクリーム色をしています。また赤身と脂肪の境界がはっきりしていれば新鮮な証です。
※出典:Kurashiru(https://www.kurashiru.com/articles/d08d748e-eeb4-4a2f-902e-bd18a80083d1)
焼肉用の肩ロースの適切な保存方法
冷蔵庫
肉の水分を軽くふき取る
肉の表面についている水分を、ふき取りましょう。肉から出る余分な水分はドリップと呼ばれ、放置していると生臭さの原因になることがあります。
肉が空気に触れないように包む
空気に触れないようラップ等で包むことで、肉の酸化を防ぎ、風味が損なわれにくくすることができます。また空気中の雑菌などが付着して、傷んだりカビが繁殖することを防止することもできます。
5℃以下で保存
肉をしっかり密閉できる保存バッグなどに入れ、冷蔵庫で5℃以下の環境で保存しましょう。とくに温度が低くなっている、チルド室や冷蔵庫の下段などが好ましいでしょう。
冷凍庫
肉を小分けにする
肉を何度も冷凍したり解凍したりすることを避けるため、肉を小分けにし、一度で使い切れるようにしましょう。またブロック肉も、小さく切り分けてから冷凍することで、より急速に冷凍できます。
肉が空気に触れないように包む
冷蔵保存と同様、肉が空気に触れないようにラップなどでしっかり包み、保存バッグに入れましょう。
肉を急速冷凍させる
できるだけ素早く冷凍することで、解凍したときにドリップが出づらく、調理した際に風味が損なわれづらくなります。急速冷凍機能がない場合は熱伝導率のいいアルミ素材のトレイを下に敷きましょう。
※出典:オリーブオイルをひとまわし(https://www.olive-hitomawashi.com/column/2019/01/post-3781.html)
焼肉用の肩ロースの購入方法
スーパーマーケットでの購入
スーパーマーケットでは、国産や外国産の肩ロースが手軽に購入できます。また実際に手に取って色や鮮度を確認することができます。
肉専門店での購入
肉専門店では、高品質な肩ロースを購入することができます。スーパーマーケットと比較して価格は高価になりがちですが、お肉の専門家が管理しているため、品質や鮮度には優れていることが多いです。また、肉専門店ならではのカットの方法や、おすすめの調理法なども教えてもらえる場合があります。
オンラインでの購入
オンラインショップでも、新鮮な肩ロースを購入することができます。様々なショップが存在しており、産地や種類、価格などを比較することができます。ただし、冷凍での配送だったり、見た目とは全く異なる質・量で配達する劣悪な業者がいるので注意しましょう(特にふるさと納税の特典を狙った業者が増えているようなので、実在する精肉店のオンラインショップが安心して購入できると思います)。
本サイトが運営する「ヤキタベセレクト」は「プロが選ぶ高品質・高鮮度の焼肉をご自宅へ」というコンセプトの元、様々な部位を取り扱っており、冷凍せずに冷蔵状態で1次卸業者から直接お届けしております。
また本サイトの運営するコミュニティ「ヤキニクタベタイ」では、素人・専門家に関わらず、お肉好きの方が集まり、お肉を購入できるだけでなく、コミュニティ内で情報交換など交流も行うことができます。おいしいお肉を楽しみたい方、焼肉について知識を深めたい方はぜひ参加を検討してみてください。
肩ロースの焼肉の調理方法
家庭でも簡単にできる肩ロース焼肉の調理方法をお教えします。
適切な火の通し方
肩ロースの美味しい火の通し方は、表面を高温でさっと焼きつけ、中はほんのりピンク色に仕上げるのが理想的です。これにより肉本来の旨味と肉汁を閉じ込め、柔らかくジューシーな食感を楽しむことができます。
おすすめのレシピ
材料
- 国産牛肩ロース焼肉用 …220g
- 玉ねぎ…1/2個〔すりおろす〕
- 塩・こしょう…少々
- 焼肉のたれ
- 醤油 100ml
- ・みりん 50ml
- ・砂糖 50g
- ・酒 50ml
- ・にんにく 1かけ分(すりおろし)
作り方
- ボウルに牛肩ロース、玉ねぎ、塩・こしょうを入れてしっかりなじむように揉み込み、15分以上おく。
- 網を温め(フライパンでも可)、中~強火で1を焼きすぎないようにサッと焼く。
- 焼肉のたれの材料を混ぜ、肉につけて食べる。
付け合わせ
ほうれん草のナムルのレシピ
・ほうれん草 1/2束
・ごま油 小さじ1
・醤油 小さじ1
・みりん 小さじ1/2
・砂糖 小さじ1/2
・ニンニク 1かけ
・ごま 大さじ1
- ほうれん草は塩を加えた熱湯で茹でて、水気を切ります。
- 鍋にごま油を入れ、ニンニクをすりおろして加えて炒めます。
- 砂糖、醤油、みりんを加え、煮詰めます。
- ほうれん草を入れ、火を止めて、ゴマをふりかけたら完成です。
肩ロースの焼肉に関してのまとめ
肩ロースの焼肉を自宅で楽しむ方法について紹介しました。肩ロースは、その選び方、保存方法、焼き方、味付け方法、食べ方などによって、その美味しさが大きく変わります。鮮度や保存方法に注意して、ご自宅でおいしい焼肉を楽しんでみてはいかがでしょうか。