大切な人への贈り物に、高級肉を選ぶのが人気です。今回は肉の贈り物について、選び方とおすすめを紹介していきます。
肉を贈り物に選ぶときのポイント3つ
まず初めに、肉を送るときのポイントを3つ紹介していきます。
1.送り先のご年齢や食事スタイルを考えて
贈り物に肉が選ばれるケースが増えてきています。
七五三、成人、出産、敬老、内祝い、どの行事のお祝い事にも合いますし、どの年齢層にも喜ばれるため、贈り物に肉は相性がよいからです。贈り物にぴったりだからと言って何でもよいわけではありません。気を付けないといけないのは、年齢や食事のスタイルによって、少しずつ肉の好みが分かれるという点です。
20代や30代には、ステーキが喜ばれる肉です。特に健康に気を付ける世代でもないため、霜降りの肉であればインパクトがありますし、歯の心配もありませんので厚みのある赤身肉も喜ばれることの多い贈り物となります。
40代から50代は、すき焼き用が人気です。一家団欒にぴったりですし、高級肉となれば普段は食卓で味わえない贅沢感もあり、喜ばれることでしょう。60代以上の高齢者向けには、しゃぶしゃぶ肉がおすすめです。健康面から脂身を控える方が多い世代ですので、赤身の上質な肉が好まれます。
どの年代にも喜ばれるのが肉の贈り物ですが、年齢によって好みが変わってきます。贈る相手のご年齢や食事スタイルを考えるのも贈り物をするときの楽しみの一つと捉えて、喜んでもらえる肉を選ぶようにしましょう。
2.日持ち/冷凍/冷蔵など利用する相手の事情に気遣いを
肉を贈り物にするときに気になるのが賞味期限です。肉の贈り物は、冷凍保存か冷蔵保存となりますが、日持ちという面でのメリットデメリットは次のようになります。
- 冷凍の場合・・・日持ちはするが、解凍方法を間違えると味が極端に落ちる
- 冷蔵の場合・・・日持ちはしないが、新鮮なまま届けられる
美味しくいただいてもらうためにも、送り先の生活事情に気遣いを持ってお届けしたいところです。例えば、冷凍食材をあまり使用しないご家庭では、せっかくのお届けものが永遠と冷凍庫で眠ったまま、という可能性もあります。
あるいは、平日に受け取りが難しい場合に、日持ちのしない冷蔵で発送してしまった場合には、届くまでに数日ロスしてしまうというのもよくある話です。迷うようであれば冷凍保存の肉が無難なところですが、せっかくの贈り物ですから、相手の事情を十分に考えて送るようにしましょう。
3.ブランド肉/受賞歴など格のある商品か
相手に喜んでもらうために、「普段は食べる機会の少ない美味しいお肉を送りたい」と考えてみたものの、「ブランド肉の種類が多くてどれを選べばよいのか分からない」という人は少なくありません。
確かに、全国で「ブランド牛」と呼ばれる和牛は300銘柄以上と言われています。選ぶ基準を明確にしていないと、難しい選択となってしまうでしょう。
和牛と名乗れるのは、黒毛和種(くろげわしゅ)、褐毛和種(あかげわしゅ)、日本短角種(たんかくしゅ)、無角和種(むかくわしゅ)の4種です。
90%以上が黒毛和種となりますので、牛肉の贈り物には「和牛」、中でも「黒毛和種」を選ぶことになります。黒毛和種の中でも有名なのが、「神戸牛」「松坂牛」「近江牛」「米沢牛」です。迷うようなら、この4銘柄から選べば間違いはないでしょう。
銘柄牛は、全国各地のブランドを推進する団体が定義を決めて厳しい審査を受けて出荷されるものです。贈り物を届ける相手と共通の思い出の地域や、ゆかりのある地域のブランド牛を選択すれば、喜ばれること間違いありません。肉を贈り物にするのですから、ブランド肉や受賞歴だけでなく銘柄の地域なども確認してから商品を決めることをおすすめします。
【精肉】の贈り物おすすめ2選
精肉を贈り物にする場合には、日本食肉格付協会が定めたランクを参考にすることをおすすめします。特にA5ランクのものには最高級の霜降り肉が多く、肉好きの人から支持を集めています。
牛肉といえば霜降り牛
牛肉の贈り物といえば霜降り牛です。味だけでなく品質にも定評があるブランド牛であれば自信をもって贈ることができるでしょう。
「ブランド牛はたくさん種類があるから分からない」「贈ったものの感想を言われたときに特徴すら分からないと恥ずかしい」という人も少なくありません。
よく選ばれるブランド牛について、特徴を大まかに知っておくと、相手の好みに合わせた贈り物ができますし、感想を言われたときの会話に困ることもなくなるでしょう。
- 松坂牛 とろけるような食感
- 神戸牛 上品な味わい
- 米沢牛 霜降りのきめの細かさと良質な脂
- 近江牛 やわらかい肉質
牛肉の贈り物として、最低限、上記4銘柄の和牛の特徴を知っておくことをおすすめします。
じわじわ人気上昇中の熟成肉
熟成肉は、温度と湿度を調整しながら、長い時間寝かせることで、旨味と香りを凝縮させた肉で、柔らかくて旨味が増していることが特徴となります。長時間寝かせることで、酵素によってタンパク質が分解されて旨味成分が増幅されるからです。
手間がかかっている分だけ高価になりますが、より高級感のある贈り物にしたい場合や、肉に関してグルメな人へプレゼントする場合には熟成肉がおすすめです。精肉とは全く異なった味を堪能できる熟成肉は、ステーキや焼肉にぴったりで、近年、贈り物としても人気が出てきています。
【加工肉】の贈り物おすすめ3選
贈り物として加工肉も人気が高まってきていますので、おすすめを3つ紹介していきます。
1.リッチでボリュームもあるハンバーグ
ブランド銘柄の和牛を使用した高級ハンバーグの贈り物は喜ばれること間違いありません。
ハンバーグはいつの時代でも年齢を問わず人気の高い食べ物であるのに加えて、最高品質の和牛肉を使用しているとなれば当然のことでしょう。
柔らかくて上質な旨味が詰まったハンバーグなのですから、調理で失敗したくないと誰しもが思うはずです。
製造元で推奨する調理方法や特性のソースなどが添えられた商品もありますので、せっかくの贈り物ですから、受け取った人が美味しく調理できるような商品を選ぶことをおすすめします。
国産の最高級銘柄和牛を100%使用した贅沢なハンバーグを、大切な人へ送るのはいかがでしょうか?
2.赤身のうま味を堪能できるローストビーフ
ローストビーフは脂肪分の少ない赤身を使用したヘルシーな食べ物です。女性からの人気も高いので、母の日や夫から妻へのプレゼントにおすすめします。
最近ではスーパーでも買えますし、自宅で作って食卓に並ぶ機会も多くなったローストビーフですが、高級銘柄を使用したローストビーフを食べることはめったにありません。
贈り物には高価な肉を使用したローストビーフを選び、普通の肉とは違う口当たりと旨味を堪能してもらいましょう。
3.ご年配の方などに…佃煮
上等な肉を受け取っても調理に困る人は少なくありません。特にご年配の方であれば、肉料理にも馴染みがないこともあるでしょう。
そんな方への肉の贈り物として最適なのが、牛肉の佃煮です。
- 手軽でご飯のお供にちょうどよい
- 日持ちするので保存もしやすく、安心して食べられる
- 小分けにされているのでおすそ分けにも便利
また、精肉の調理方法には弱くても、佃煮のアレンジはお手の物、というご年配の方は意外と多いかもしれません。
牛肉の佃煮は、精肉の贈り物よりも喜んでもらえる人もたくさんいるということを覚えておくとよいでしょう。
【肉専門のカタログ他】の贈り物がおすすめな理由
肉の贈り物をするときにカタログがおすすめな理由は以下の3点です。
- 自分の好みの銘柄や部位を選ぶ楽しみがある
- 精肉であれば賞味期限も短いため自分の都合に合わせて受け取ることができる
- 金額やコースに合わせて肉料理を選ぶことができる
まれに、カタログの中から自分で選ぶことが苦手な人や、カタログギフトが心のこころのこもっていない贈り物と捉える人がいるのも事実です。
贈り物は相手に喜んでもらうために送るものですので、相手がカタログギフトに対してどんなイメージをもっているかをできれば確認しておくとよいでしょう。
肉にあうビールやワインをセットにしてワンランク上の贈り物を
お酒の好きな人への贈り物であれば、肉にビールやワインをセットするとさらに喜んでもらえることでしょう。
ビールであれば、肉に合う黒ビールがおすすめです。黒ビールの深いコクと甘みが、肉の味を一層引き立ててくれるからです。
ワインであれば、赤ワインです。肉料理の中でもとりわけステーキに赤ワインは最高の組み合わせです。赤ワインの酸味と渋みであるタンニンが肉の脂っぽさを消してくれるからです。
肉料理の中でもとりわけステーキに対して赤ワインは、実に理にかなった組み合わせです。前述した通り、味の同調としても合わせやすいですし、脂っぽさでもたれにくくもなります。なぜかというと、赤ワインの渋味であるタンニンと赤ワイン独特の酸味が脂を打ち消してくれるからです。
お酒の好きな人への肉の贈り物には、ビールやワインを添えることをおすすめします。
まとめ
大切な人への贈り物に高級肉の人気が高まっています。せっかくの贈り物ですので、喜ばれる高級品種の和牛肉を送ることをおすすめします。
精肉だけでなく加工肉や熟成肉も数多くの商品があるので、相手の好みにあう肉を送るようにしましょう。