焼肉は世界的にもとても人気のある食べ物です。
焼肉が大好きで、毎週かならず通うお店があるという方もいらっしゃるでしょう。
ただ、いつでもお店で食事となるとそれだけコスパもかかってしまうことは仕方がありません。
焼肉をご自宅でも再現できる焼肉のもみだれについて、みなさんはどれだけご存じでしょうか。
お財布を気にしなくてもよいうえに、普通にスーパーの店頭に並んでいるパック肉だけ揃えてしまえば、あとは自宅に持ち帰るだけです。
今回はそんなおいしい焼肉がつくれる、焼肉のもみだれについてご紹介していきます。
焼肉のもみだれで自宅でも高級焼肉
焼肉は肉のうまみが閉じ込められているので、塩、こしょうをして火を通しただけでも十分に美味しい味を引き出すことができる食品です。
また、それに加えてさまざまな調味料を組み合わせることによって、味に更なる劇的な変化を生み出すことができるようにもなります。
みなさんがご存じの焼肉とともに食べる調味液はどんなものが思いつくでしょうか。
焼肉のたれや、お店独自のソースなどがあるでしょう。
焼肉のもみだれを使えば、自宅にいながらでも十分にお店の味を再現することが可能です。
以下で、焼肉のもみだれのレシピについて詳しく見ていきましょう。
基本の調味液4種類
焼肉のもみだれの材料はとてもシンプルです。
おろしにんにく、しょうゆ少々、酒、みりんといった、キッチンにいつでも常備されているこれらの調味料だけで簡単にできてしまうたれになります。
にんにくは、素手で触ってしまうとかぶれてしまうから苦手という敏感肌の方なら、チューブタイプのおろしにんにくもよいです。
今は市販されているたくさんの種類のものがあります。
そちらも使うと調理時間の短縮にもなっておすすめです。
購入のときには、裏面に記載のある原材料の項目をチェックするとなおよいです。
よけいな添加物の含まれていない、できるだけシンプルなものだけを扱ってつくられたにんにくチューブを選ぶようにしましょう。
それだけで、焼肉のもみだれの風味に大きな違いがでてきます。
追加でさまざま
上記の材料だけでも焼肉のもみだれは作ることができますが、そのほかにもさまざまな素材を追加してみましょう。
おすすめの材料は、お酢、みそ、パプリカパウダー、オリーブオイルなどです。
日本人が普段の家庭料理で使いこなしてきた調味料をベースにそろえていくと間違いがないのでアレンジのときは、これらの点に注意して調味液を追加していきましょう。
また、素材にこだわることも、高級感のある焼肉のもみだれをつくることにつながります。
たとえば、みそですが、こちらはやはり無添加のものを購入するようにしましょう。
原材料名に「天日塩」と書かれていたなら、さらにおすすめです。
ポイントは肉をよくもみこむ
お気に入りの調味液のベースができたなら、つぎに準備するものは肉です。
お値段は安くても高くてもどちらでも構いません。
とくに高い肉だから、もみだれも特別美味しくなるものでもありませんので、肉もお気に入りのものでそろえるようにしましょう。
もみだれを美味しく仕上げるポイントは、とにかくよく肉をもみこみましょう。
そうすることで、肉に調味液がよく浸透します。
また、調味液にも肉そのもののうまみが浸透しておいしいもみだれをつくることができるようになります。
焼肉のもみだれ【辛味編】
みなさんは、焼肉に使うたれは普段、どんな味がお好みでしょうか。
大人の方なら、特別に辛いものでないなければ辛味にも抵抗はないでしょう。
市販のものなら風味がすでに出来上がっているため、自分好みの味に変えるには、少々工夫が必要になってきます。
ご自身でつくるもみだれなら、調味液にさらに加えるだけでお気に入りの味を再現することができるようになります。
以下で、もみだれの味を変化させる調味料について詳しく見ていきましょう。
コチュジャンで中華風
コチュジャンは中華料理に使う調味料の中でも、とくに耳にする機会が多い調味料になるでしょう。
有名なものに麻婆豆腐などがあります。
焼肉のもみだれベースに、こちらのコチュジャンを加えましょう。
あまり分量が多いと辛いだけの味になってしまうので注意が必要です。
目安は小さじ半分くらいで十分に風味が活きてきます。
調味液に細かく刻んだ白ネギなどプラスするとさらに中華風によせることができます。
中華料理が好きな方におすすめの調味料です。
しょうゆベースの和風
日本人なら誰もが慣れ親しんできた調味料はしょうゆではないでしょうか。
大豆を原材料に扱われるこちらの調味料は、ほとんどの料理と相性が合う上に、健康上でも一役買ってくれる優れものです。
自分はいったいどの味が好みなのかわからないという方なら、まずはこちらのオーソドックスな和風味から挑戦してみてください。
また、しょうゆはごま油ともとても相性がよいので、もみだれにぜひ加えてみましょう。
香ばしさがさらにプラスされ、とても美味しいもみだれになります。
このもみだれで焼いた肉は香ばしく仕上がって、肉のうまみもよい具合に引き出してくれ、白いご飯がとてもよく進みます。
オイスターソースで洋風
中華風も和風もチャレンジしてきて、味の変化にもう一工夫したいという方には、こちらの洋風がおすすめです。
オイスターは魚介の部類になりますが、意外にもみだれの調味液にもよく馴染んでくれます。
風味はしょうゆと似通っていますが、こちらはより濃厚な感じがあり、まるでクリームを加えたようなしっとりしたもみだれに仕上げることができます。
焼肉のもみだれ【甘味編】
お子様のいる家庭なら、焼肉のもみだれを甘味に変化させることも思いつくでしょう。
すでに出来上がったもみだれに、はちみつなどつけ足して召し上がることももちろんよいです。
とくにちいさなお子様だったなら、素材にも気を配りたいところです。
もみだれのベースに加える調味料を工夫してみましょう。
安直に砂糖を加えるよりも身体の健康にも役立つうえに、もみだれをさらに美味しく仕上げることができるようになります。
以下で、詳しく見ていきます。
リンゴジュースでこっくり仕上げる
りんごの自然な甘みは、はじめての甘味を知るうえで、欠かすことのできない自然な甘味です。
とくにお子様には一番最初に知ってほしい味でもあります。
もみだれのベースにすりおろしたリンゴを加えましょう。
このとき、皮つきですりおろすとさらにりんごのポリフェノールも取り入れることができるのでおすすめです。
すりおろすのが面倒という方なら、リンゴジュースでも代用できます。
りんごは、もみだれを自然な甘味に仕上げることができるようになります。
また、りんごのもつ「リンゴ酸」には肉を柔らかくする作用があるので、とくに鶏肉などをもみだれにつけておけば、肉がしっとり柔らかな食感に仕上がります。
オレンジジュースでさっぱり仕上げる
ハンバーグや、酢豚の付け合わせにパインがよく出てきますが、その理由をみなさんはご存じでしょうか。
肉はとくに酸味のあるものと一緒に食べることによって、柔らかな食感や歯ごたえを感じられるのです。
これを利用して、肉類の料理の付け合わせや調味料には酸味のあるものが好まれてよく使われています。
このような利点をもみだれにも応用することができます。
基本のベースのもみだれに、オレンジジュースを加えることで、もみだれをさっぱりとした風味に仕上げることができるようになります。
このもみだれに肉をよくもみこんでおけば、柑橘類のもつすっきりとしたさわやかな味も馴染ませることができるのでおすすめです。
大豆を使ってヘルシーに仕上げる
大豆は身体にとって、とても健康的であることはみなさんもご存じでしょう。
基本のもみだれのベースに豆乳を加えることで、味をもっとまろやかに優しい風味に仕上げることができます。
それにより、辛味がついてしまいがちなもみだれでも甘味を感じられるようになるでしょう。
濃い味に飽きたころに丁度よい味の変化となってくれます。
焼肉のもみだれでいつでも本場の味
焼肉のもみだれについてご紹介してきました。
もみだれはご自宅にある簡単な調味料でも作ることができる失敗の少ない自家製のたれです。
だれでも本格的な焼肉料理を作ることができるので、作り方をマスターして、ぜひ、これまでよりもさらに美味しい焼肉の献立にお役立てください。