冷凍ステーキ、プロ級の焼き方

冷凍ステーキってよく見かけるけれど、どうやって調理すると良いの?美味しく焼くにはどうしたら良いの?という疑問にお答えします。

ネットでお買い得な冷凍ステーキがたくさんあります。食べたいけれど上手く焼く自信がない。そんなあなたも、この記事を読むとこれからは美味しいステーキが好きな時に食べられるようになります。

それでは早速冷凍ステーキについてみていきましょう。

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冷凍ステーキの焼き方は凍ったまま

冷凍ステーキは解凍せずに、そのまま焼く事がポイントです。これは多くの方が誤解しているポイントかもしれません。

冷凍ステーキは解凍してしまうと水分が流れ出てしまいます。水分を閉じ込めるために冷凍庫から出したらそのまま焼くことが大切です。

 

凍ったまま味付けをする

冷凍庫から出してそのまま焼くのでもちろん味付けも冷凍のまま行います。生肉の場合でも直前に味付けをするのでここは生肉ステーキと一緒です。

塩コショウをする際は、焼く直前にします。直前にする理由は、水分が外に漏れ出ることを防ぐためです。

 

凍ったままフライパンで焼く

冷凍ステーキは凍ったまま直接フライパンに乗せて焼いていきます。余分な水分が外に漏れ出ることを防ぎます。

水分や旨味成分を中に閉じ込めることでふっくら柔らかく、美味しいお肉に仕上げましょう。

 

しっかりと蓋をして蒸し焼きにする

表面にしっかりと焼き目が付いて汗をかいてきたらひっくり返して焼いていきます。この時蓋をして蒸し焼きにすることがポイントになります。この時の焼き時間で焼き加減を調整していきます。

 

凍ったまま焼くことで水分を閉じ込めてジューシーに仕上げる

それでは実際に焼いていきましょう。冷凍庫から出して素早く味付けをしてそのまま強火のフライパンに乗せていきます。この時牛脂があるとさらに良いです、牛脂を使うメリットは風味良く仕上がり油が高熱になりしっかりと焼くことができる点にあります。

 

冷凍ステーキを完璧な焼き加減にする焼き方

冷凍ステーキは火が通っているのか、またどのくらい焼くと良いのかは、普段生肉を焼いている方も不安になるでしょう。冷凍ステーキの焼き加減について解説していきます。

スーパーなどでお手軽に買えるステーキ肉は、1.0〜1.5センチの厚みが一般的です。下記を参考に実際に焼いてみましょう。

 

厚み1センチの場合

【ミディアムレアに焼く場合】

片面1分半、裏面1分半

余熱で2分

【ウェルダンに焼く場合】

片面2分、裏面2分

余熱で2分

 

厚み1.5センチの場合

【ミディアムレアに焼く場合】

片面2分、裏面2分

余熱で2分

【ウェルダンに焼く場合】

片面2分半、裏面2分半、余熱2分程度

 

厚み2センチの場合

【ミディアムレアに焼く場合】

片面3分半~4分、裏面を3分半~4分程度

余熱で5~6分程度

【ウェルダンに焼く場合】

片面を4分半~5分、裏面を4分半~5分、余熱で6分程度

 

焼き加減は実はさまざまある

ステーキの焼き加減は、よく聞くミディアム、レア、ウェルダン以外にもあります。

生の状態の「ロー」。表面にだけ火を通して中が生の「ブルー」「ブルーレア」。中心部は生の「ミディアムレア」「ミディアム」。中に火が通る「ミディアムウェル」「ウェル」。しっかりと中まで火が通った状態の「ウェルダン」「ベリーウェルダン」があります。

 

冷凍ステーキを解凍する場合の焼き方

ここで冷凍ステーキを解凍する場合の焼き方も一緒にご紹介します。やむを得ず解凍状態になってしまう場合や、冷凍と比較して食べてみたいという場合もこちらを参考にしてみてください。

 

急速に解凍はしない、じっくりと

お肉の解凍は急速にしてはいけません。急速な解凍は水分を外に逃してしまいます。

冷蔵庫で、半日ほど時間をかけて解凍すると良いです。ステーキに限らずお肉の解凍は、冷蔵庫でゆっくりと解凍することがポイントです。

 

半解凍にして旨味を閉じ込める

解凍する場合は、半解凍が美味しいステーキを作るコツです。完全解凍してしまうと水分と共に旨味が流れ出てしまいます。シャリッという程度が目安です。

 

室温解凍は細菌繁殖の可能性があり危険

室温解凍は絶対に避けましょう。

室温では細菌が繁殖しやすい環境で食中毒になる可能性があり大変危険です。

 

再凍結は絶対にしない

解凍したお肉を再度凍結するのはおすすめできません。

冷凍、解凍時に細胞が壊れそこから水分や旨味成分が流れ出します。それをさらに凍結すると同じことが更に繰り返されてお肉の味がおちてしまいます。

どうしても凍結したい場合は、5℃以下で解凍を行なった場合はそのまま再度凍結しても健康上は問題ありません。これは食中毒など細菌感染を起こさないためにも重要です。

 

安い冷凍ステーキを美味しく食べる為の焼き方以外のポイント編

スーパーでお肉が安い時に購入してステーキを食べる方も多くいらっしゃいます。そのお肉を冷凍しておくと、好きな時に好きなだけステーキを食べることができます。

 

スーパーの特売を狙って購入して冷凍しておく

スーパーの特売のステーキを購入しておきましょう。冷凍できるのでまとめて購入しておくとよいです。次の日に食べる場合でも冷凍してから焼くと生肉を焼くよりも美味しく仕上がるのでおすすめです。

 

ラップを3重にして冷凍する

冷凍方法を紹介します。さまざまな冷凍方法がありますが、ステーキはラップを巻いて冷凍します。

3重にラップを巻く冷凍方法がおすすめで、最初に空気が入らないようにぴったりとラップをします。2枚目、3枚目は空気を含むようにふんわりとラップをかけます。これは空気の層を作り、冷凍庫を開け閉めした時の温度変化の影響を受けにくくするためです。

 

冷凍ステーキの賞味期限はどのくらい?

お肉を冷凍した場合賞味期限はどのくらいでしょうか。肉を冷凍した場合の賞味期限は1ヶ月程度と言われています。空気に触れる部分が少ないほど長く保存できます。空気に触れないようぴったりとラップをして保存しましょう。ドアの開け閉めによる温度変化にも弱く、その頻度によっても変わってきます。そのまま冷凍庫に入れるのではなく、ラップをしたお肉をさらに袋に入れるなどの対策をすると良いです。

 

タレにこだわってみる

美味しいステーキを食べたいと思った際、お肉にこだわる方は多いと思います。自宅で食べる際はお好みのタレを好きな数だけ用意して食べることができます。

市販のタレに、ゆず、玉ねぎのすりおろし、リンゴのすりおろし、蜂蜜など手を加えてみるのも違った味わいになります。簡単にできるのでこちらもおすすめです。

 

まとめ

今回は冷凍ステーキの焼き方、美味しい食べ方、また自宅でお肉を冷凍、保管する方法についてご紹介しました。

記事を最後まで読んでいただいた方は、自宅でも美味しいステーキを簡単に食べられるということがお分かりになったのではないでしょうか。

この機会に是非、ご自宅でステーキを食べてみてください。

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