焼肉は、普段の食事と分けて考えている方も多いでしょう。家族とのお出かけや、特別なイベントの時だけ、お店に出かけるイメージがつきものです。
そんな焼肉を下味次第でプロの味に仕上げる方法があれば、自宅にいながら、プロ級の焼肉をいただくことができます。今回は、自宅での焼肉を下味をつけてプロの味に仕上げる方法をご紹介していきます。
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ベーシックな下味でプロの焼肉
スーパーの特売などで肉を大量に買ってきてしまい、冷蔵庫の中が肉であふれかえっているという方は、どのように料理すればいいのか迷ってしまうはずです。
手軽に焼肉がいいけれど、美味しくできるか不安という方なら、下味を付けることをおすすめします。
自宅でつくる焼肉でも簡単にプロの味に近づけることができるでしょう。
以下で、ベースになってくる下味の調味料から順を追ってご紹介していきます。
基本の下味
基本の調味料としてまず揃えておいてほしいものに、塩コショウ、しょう油、食用油があります。下味の調味液は、シンプルであるほど、肉本来の持つ味や風味を引き出してくれるものです。
食用油は、こめ油やオリーブオイルなど自身のお好みで揃えたものを使用します。肉をこれらの調味液に漬けてよく冷蔵庫で寝かせておきましょう。
焼いたあとにたれをつけて食べるよりも、焼肉の味をいっそう引き立ててくれるようになります。時間はおよそ40分から1時間程度みておきます。
一晩寝かせておいたものなら、下味がさらにしっかりと肉にしみ込んでいるため、味が濃厚に仕上がります。
ベースの下味にも慣れてきたら、他の下味にもチャレンジしてみましょう。以下で、さまざまな下味のレパートリーをご紹介していきます。
卵液で甘味
基本の下味の調味液に卵液を加えます。しょう油の味をマイルドにしてくれ、ほんのりと自然な甘味も加わります。
ちいさなお子様や下味の初心者の方におすすめな下味です。余った下味液は、チャーハンを作るときに使用してもよいです。
もともとの下味にあった肉の旨味も加わっており、炒めたご飯ととても相性のよい一品となってくれます。
ごま油で香ばしく
基本の下味に使う食用油を、ごま油と交換します。ごま油は香ばしい風味に特徴があって、こちらの下味で漬け込むことで、肉に火を通した際に、さらに香ばしく仕上げることができます。
このとき、塩コショウを多めに加えておけば、焼肉のタレが必要でないほどしっかりと下味が付いてくれます。濃い味がお好みの方におすすめです。
エスニック風な下味でプロの焼肉
上記にご紹介した下味にも慣れてきたら、下味の風味を少しアレンジしてみましょう。下味のベースになっているしょう油などは、エスニック料理で多く使われている調味料との相性が抜群です。
また、エスニック料理は肉とも相性がよいので、下味のアレンジもエスニックにすると、味の失敗が少なくなります。以下に、いくつかエスニック風下味のアレンジを見ていきましょう。
コチュジャンでバランス
こちらの調味料は、エスニックでは定番になっているほど料理に多く使用される機会があるものです。味わいがみそにも似ていることから、日本人の味覚によく合います。
先に紹介した基本の下味にこちらのコチュジャンをプラスしましょう。辛味と甘味がほどよく調和して、とてもバランスのよい下味を作ることができます。炊き立てのごはんがすすむ、美味しい焼肉を作ることができるでしょう。
鷹の爪でピリ辛
コチュジャンの辛味が物足りなく感じてきた方には、こちらの鷹の爪を基本の下味に加えてみましょう。コチュジャンでは足りない辛味をさらにプラスすることができます。
鷹の爪を単体で加えてもよいし、コチュジャンと組み合わせて加えてもよいです。味が似通っているため、お互いに邪魔することはありません。下味は辛味が強く出来上がりますが、ピリリとした風味がやみつきになるはずです。
発汗作用も促進されるので、身体のデトックスにも一役買ってくれるでしょう。
ナンプラーでコクと風味
こちらも、エスニック料理では使用される頻度が多い調味料です。ナンプラーは主にベトナムの家庭料理では日常的に使用されている、魚をベースにしたしょう油になります。
そのため、しょう油を基本ベースに作る下味とも、とてもよく馴染んでくれます。ナンプラーは独特な風味に特徴があって、肉に付け込むことで個性的な風味をつけることができます。
さらに味を引き締めたい場合は、上記にある鷹の爪を加えてもよいです。焼くと、肉にコクが加わり、肉汁と混ざるとさらに旨味を促してくれるでしょう。
下味に素材プラスでプロの焼肉
下味は、調味料だけではなく素材もおおいに活用してみましょう。素材をプラスして作る下味には、これまで見てきた下味とはまた違った美味しさが表現されます。
作り方ですが、基本の調味料は変えずに素材のみを加えていきましょう。以下でさまざまある素材の一部をご紹介します。
ニンニクでスタミナアップ
基本の下味ベースに、すりおろしにんにくを加えていきます。ニンニクは荒く刻んだものを一緒に加えておくと、下味と焼いたとき、焼肉にさらに食感と香ばしさが加わります。
にんにくを加えることで、スタミナ抜群な焼肉を作ることができるようになるでしょう。ニンニクを素手で触ると、手が荒れてしまうという方なら、市販されているチューブタイプのもので代用することもおすすめです。
レモンでさわやか
基本の下味ベースに、絞ったレモン汁を加えていきます。このとき、すりおろしたレモンの皮ごと一緒に下味に加えていくことがポイントです。
レモンの皮には、実の部分に含まれる以上のビタミンCが豊富に含まれています。凍らせたレモンなら、実と一緒に簡単にすりおろすことができますので、レモンを無駄なく使い切ることができるでしょう。
レモンのさわやかな風味が加わることで、重たくなりがちな焼肉でもあっさりとさわやかな味に仕上げることができます。レモンの処理が面倒という方なら、市販されているレモン汁のボトルがありますので、そちらを活用しましょう。
レモン汁ボトルであっても、レモンのもつ香りやビタミンは損なわれていませんので、同じような効果が期待できます。
ライムで上質
基本の下味ベースに、絞ったライムを加えていきましょう。ライムはレモンと同じくらいのビタミンCに加え、酸味が少ないという特徴があります。また、独特なほんのりとした苦みがあり、下味に上品さをプラスしてくれるでしょう。ライムの下味で焼いた焼肉は、ほろ苦い風味が加味されます。
アルコールとの相性がよいため、ビールなどと一緒にいただいても美味しく食が進むでしょう。
キムチで野菜足し
基本の下味ベースに、キムチを加えるだけの簡単な方法です。焼肉だけだと、どうしても不足しがちな野菜を補ってくれます。そのまま下味のついた状態で焼肉にしても十分に美味しいですが、下地のついた肉と一緒にご飯を加えて炒めると、さらに美味しくいただくことができます。
キムチは、スーパーなどで市販されている物で揃えましょう。このとき、無添加にこだわると、下味ももっと、上質なものが作れるようになります。
下味次第でプロ級お家焼肉が実現できる
プロの焼肉ができる下味の作り方についてご紹介してきました。肉は上質なものであるほど、そのまま火を通しただけで十分に美味しい焼肉になります。
それでも、下味をほんの少し工夫するだけで、肉本来の持つ旨味を十分に引き出してあげることができるようになるでしょう。下味をもっと使いこなすことで、焼肉のアレンジの幅も広がります。
みなさんも、プロ級の焼肉を目指して自分にとっての下味を発見していってください。
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