お店の味!焼肉のタレレシピ

「焼肉のタレのレシピが知りたい」という要望に応えます。

焼肉のタレを手作りするさいは、次の5つに注意しましょう。

  • 固形物から入れる
  • 酒類のアルコールを飛ばす
  • 液体で伸ばすようによく混ぜる
  • 油は分離しやすいので最後に入れる
  • かき混ぜながら少しずつ加えるのがコツ

この記事では、家庭で作れる焼肉のタレレシピを詳しく紹介します。最後まで読めば、お店レベルの焼肉のタレを手作りできます。

記載している順番に材料を入れると、タレが混ぜやすいです。

ごま油は計量後に、別皿へ移しておきます。

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<材料>

  • 醤油 450cc
  • みりん 210cb
  • グラニュー糖 160g
  • パインジュース 180cc (Dole) 
  • ニンニク 2カケ 約20g
  • 生姜 約20g
  • ごま油適量

<作り方>

  1. 醤油、みりん、グラニュー糖、パインジュースを加えて、混ぜ合わせる。
  2. ニンニクと生姜をすって、①と混ぜ合わせる。
  3. ②をグツグツするまで沸かす。
  4. 沸いたら、熱を止めて冷ます。※この状態でペットボトルなどに入れると、1〜2ヶ月は保存できます。
  5. 使う際にごま油を混ぜ合わせてできあがり

自家製焼肉のタレレシピ・醤油ベース

にんにくとしょうがは、チューブでも大丈夫です。はちみつがない場合は、倍のみりんを加えるか砂糖の量を増やしてください。りんごを入れるレシピは、焼肉店のような本格的なタレができます。

醤油ベース①

オーソドックスな焼肉のタレです。食べるときに、お好みでコチュジャンや刻みねぎを足してください。

【タレの材料4人分】

★おろししょうが:小さじ1(5グラム・約1/2かけ)

★おろしにんにく:小さじ1(5グラム・約1かけ)

★砂糖:大さじ2

★白ごま:大さじ2

酒:大さじ2

醤油:大さじ4

はちみつ:大さじ1

ごま油:大さじ1

【レシピ】

1.★の材料を全て入れます。

2.はちみつ、酒、醤油を加えて、よく混ぜます。

3.かき混ぜながら、ごま油を少しずつ加えます。

4.電子レンジで、600ワット1分を目安に加熱します。(ラップはしない)

5.軽く混ぜ合わせて完成です。

固形物を酒や醤油などの液体で、かき混ぜるイメージです。アルコールを飛ばすために、ラップはしないでください。20〜30秒で沸騰し始めるので、そのまま30秒ほどキープします。

醤油ベース②

レモンの酸味を活かした、さっぱり系のタレです。レシピではレモン果汁ですが、ポッカレモンでも代用できます。

【タレの材料4人分】

★こしょう:少々

★一味唐辛子:少々

★白ごま:小さじ2

★おろしにんにく:小さじ1/2

★おろししょうが:小さじ1/2

★砂糖:大さじ1

レモン果汁:1/4個分

酒:大さじ4(煮切り)

醤油:大さじ4

はちみつ:小さじ2

ごま油:小さじ2

【レシピ】

1.酒を600ワットで1分加熱し、アルコールを飛ばします。(ラップはしない)

2.★の材料を全て入れます。

3.ごま油以外の材料を、全て入れます。

4.固形物を伸ばすように、よく混ぜます。

5.かき混ぜながら、ごま油を少しずつ加えて完成です。

レモンの風味が飛ばないように、酒のアルコールは混ぜる前に飛ばす。

醤油ベース③

鍋で煮詰めて作る、本格的なレシピです。材料の水分を飛ばすことで、うま味が凝縮したタレができます。冷蔵庫で10日〜2週間ほど、保存可能です。

煮詰めるレシピにつき、鍋で作りやすい分量を記載しています。りんごすりおろしは、玉ねぎでも代用できます。

【タレの材料8人分】

砂糖:大さじ1

酒:大さじ3

★おろしにんにく:大さじ1

★おろししょうが:大さじ1

★りんごすりおろし:1/2個分

★はちみつ:大さじ1

★醤油:250ミリリットル

白ごま:適量

ごま油:大さじ1

【レシピ】

1.深めの鍋に砂糖と酒を入れ、弱火で砂糖を溶かします。

2.一度火を止め、★の材料を全て入れ沸騰させます。

3.沸騰したら弱火にして、10分ほど煮詰めます。

4.白ごまを入れ、よく混ぜながらごま油を少しずつ加えます。

5.完全に冷めたら完成です。

焦がさないように、弱火でじっくり加熱しましょう。ごま油は、香りが飛ばないよう火を止めてから加えます。

醤油ベース④

甘さ控えめの焼肉のタレです。りんごのすりおろしを果汁100%ジュースで代用した、お手軽レシピです。冷蔵庫で、4~5日ほど保存できます。

【タレの材料4人分】

★白ごま:適量

★砂糖:大さじ1

★一味唐辛子:大さじ1/2

★おろしにんにく:大さじ1/2

★おろししょうが:大さじ1/2

酒:大さじ1

醤油:大さじ3

果汁100%りんごジュース:大さじ2

ごま油:大さじ1

刻みねぎ:5センチ分

【レシピ】

1.★の材料を全て入れます。

2.酒、醤油、りんごジュースを入れ、よく混ぜます。

3.かき混ぜながら、ごま油を少しずつ加えます。

4.刻みねぎを入れて、軽く混ぜたら完成です。

ねぎは、刻む前にサッと洗う程度にします。水にさらすとタレにねぎの水分が出て、味が薄くなるからです。混ぜにくくなるので、刻みねぎは最後に加えます。

自家製焼肉のタレレシピ・味噌ベース

付けるだけでなく揉みダレとしても使えるのが、味噌ベースのタレです。味噌系の調味料は固まりやすいので、よくかき混ぜるのがコツです。市販の合わせ味噌を使うレシピと、コチュジャン主体のピリ辛レシピを紹介します。

味噌ベース①

にんにくを使わないレシピで、さっぱりした焼肉のタレです。お酢や豆板醬を加えれば、酢味噌や辛味噌としても使えます。きゅうりやキャベツにつけて食べれば、丁度良い箸休めです。はちみつがない場合は、砂糖大さじ1で代用できます。

【タレの材料4人分】

白ごま:大さじ1

味噌:大さじ2

酒:大さじ2

醤油:大さじ2

みりん:大さじ2

はちみつ:大さじ2

【レシピ】

1.全ての材料を入れて、よく混ぜます。

2.600ワットの電子レンジで30秒加熱します。(ラップはしない)

3.かき混ぜてもう30秒加熱します。

味噌が焦げないように、様子を見ながらレンジアップしてください。

味噌ベース②

辛味噌を使ったレシピで、野菜で焼肉を巻くときに便利なタレです。コチュジャンの代わりに豆板醬を使うと、よりピリ辛になります。

【タレの材料4人分】

白ごま:大さじ2

コチュジャン:大さじ1

テンメンジャン:大さじ2

おろしにんにく:小さじ2

醤油:小さじ2

ごま油:小さじ2

刻みねぎ:1/2本分

【レシピ】

1.ねぎ以外の材料を全て入れます。

2.よく混ぜて、刻みねぎを和えたら完成です。

醤油だけでは味噌が混ざりにくいので、ごま油も一緒に入れてよく混ぜます。

味噌ベース③

こってり味のタレで、焼肉と白いご飯との相性が抜群です。レシピのポイントは、隠し味の玉ねぎすりおろしです。

【タレの材料4人分】

★味噌:大さじ3

★白ごま:大さじ1

★コチュジャン:大さじ1

★おろしにんにく:大さじ1

★おろししょうが:大さじ1/2

★玉ねぎすりおろし:1/2個分

酒:大さじ4

醤油:大さじ4

はちみつ:大さじ3

ごま油:小さじ2

【レシピ】

1.酒を600ワットで1分加熱し、アルコールを飛ばします。(ラップはしない)

2.★の材料を全て入れます。

3.酒、醤油、はちみつを加え、よく混ぜます。

4.かき混ぜながら、ごま油を少しずつ加えて完成です。

味噌系の材料は底にたまりやすいので、上下もしっかり混ぜ合わせましょう。

味噌ベース④

甘さ控えめで、さっぱりした焼肉のタレです。コチュジャンや豆板醤を加えれば、お好みの辛さに調節できます。

【タレの材料4人分】

砂糖:大さじ3

味噌:大さじ4

醤油:大さじ4

一味唐辛子:適量

白ごま:小さじ2

おろしにんにく:小さじ1

おろししょうが:小さじ1

玉ねぎすりおろし:1/4個分

果汁100%りんごジュース:150ミリリットル

【レシピ】

1.タレの材料を全て鍋に入れ、よく混ぜます。

2.沸騰したら、弱火にして10〜15分煮詰めます。(軽くとろみが出るまで)

3.人肌以下の温度に冷めたら、完成です。

煮詰めすぎると、しょっぱくなるので注意しましょう。点火する前に、材料を鍋の中でよく混ぜるのがコツです。鍋底が焦げつかないよう、かき混ぜながら煮詰めてください。

自家製焼肉のタレレシピ・塩だれベース

脂が多い肉でもさっぱり食べられるのが、塩ベースのタレです。焼肉以外に、サラダや浅漬けなどに使えます。刻みねぎが入るレシピの場合は、最後にねぎを加えるのがコツです。

焼肉以外の詳しいレシピは、下記で紹介しています。

塩だれベース①

ねぎをたっぷり使った焼肉のタレです。薬味感覚で、他のタレと合わせても良いでしょう。

【タレの材料4人分】

塩:小さじ1/2

白ごま:小さじ1

おろしにんにく:小さじ1

鶏がらスープの素:小さじ1

ブラックペッパー:適量

レモン果汁:大さじ1

ごま油:大さじ3

刻みねぎ:1本分

【レシピ】

1.ねぎ以外の材料を全て入れます。

2.レモン果汁で伸ばすように、よく混ぜます。

3.かき混ぜながら、ごま油を少しずつ加えます。

3.刻みねぎを入れ、軽く混ぜて完成です。

混ざりにくい場合は、少しだけごま油を足してください。

<h3>塩だれベース②</h3>

あっさり味の付けタレで、サラダのドレッシングにもおすすめです。浅漬けの素がレシピのポイントです。

【タレの材料4人分】

酒(煮切り):大さじ6

みりん(煮切り):大さじ5

★塩:大さじ1

★砂糖:大さじ1

★おろしにんにく:小さじ1

★白ごま:適量

★ブラックペッパー:適量

レモン果汁:大さじ1

浅漬けの素:大さじ5

ごま油:大さじ1

ラー油:小さじ1

【レシピ】

1.酒とみりんのアルコールを飛ばします。

2.★と油以外の材料を全て入れて、よく混ぜます。

3.かき混ぜながら、ごま油とラー油を少しずつ加えて完成です。

砂糖の代わりにはちみつを入れると、タレにとろみが付きます。レモン果汁の入れ過ぎに、注意しましょう。

塩だれベース③

2種類のねぎで香りと甘みが増し、多めのしょうががアクセントになっています。焼肉はもちろん、調味料としても使える万能タイプの焼肉のタレです。

【タレの材料4人分】

長ねぎ:2本分

玉ねぎ:1玉分

しょうが(皮むき):1/2個分

味の素:小さじ1

塩:小さじ4

砂糖:大さじ1

ごま油:1と1/2カップ(300ミリリットル)

【レシピ】

1.長ねぎと玉ねぎは粗め、しょうがは細かめのみじん切りにします。

2.フライパンにタレの材料を全て入れ、火にかけます。

3.中火で2〜3分ほど、炒め煮にします。

4.人肌以下に冷めたら完成です。

多めのごま油で、じっくりオイル煮にするイメージです。たっぷりのねぎとしょうがを炒めることで、香りが引き立ち甘みが増します。

塩だれベース④

レモンを効かせた、さわやかな焼肉のタレです。多少複雑なレシピですが、その分本格的なタレに仕上がります。冷蔵保存で、5〜6日は日持ちします。

【タレの材料4人分】

ごま油:大さじ4

にんにくみじん切り:2かけ分

長ねぎ:2本分

塩:小さじ1

砂糖:小さじ1

レモン:2個分(よく洗う)

【レシピ】

1.長ねぎとにんにくを、粗みじん切りにします。

2.レモンはよく洗い、皮をピーラーでむいてみじん切りにします。

3.冷たいフライパンにごま油を入れて、刻んだにんにくを浸します。

4.弱火で点火し、にんにくが焦げないようにじっくり炒めながら、油に香りを移します。

5.にんにくが薄く色づいてきたら、刻みねぎ、塩、砂糖を入れてよく混ぜながら炒めます。

6.ねぎがしんなりしてきたら火を止め、刻んだレモンの皮を加えます。

7. 残ったレモンの果肉は、しぼってタレに入れます。

8.人肌以下に冷まして、完成です。

にんにくを絶対に焦がさないようにしましょう。苦味や焦げ臭が、タレ全体に移ってしまいます。レモンの皮の白い部分は、苦味が強いので入れないように気を付けてください。

焼肉のタレレシピ応用編

調味料としても活躍するのが、焼肉のタレの良いところです。余ったタレは味のベースごとに、色々な料理に使いましょう。醤油、味噌、塩ベースに分けて、おすすめレシピを紹介します。

常備タレとして料理に大活躍

醤油ベースのタレは炒め物だけでなく、肉じゃがや煮魚の味付けにも使えます。焼肉のタレをだし汁で割って、みりんや砂糖で甘みを調整するだけです。お好みの濃さになるまで、じっくり煮込めば完成です。

【おすすめレシピ】

  • ・チャーハン(焼肉のタレ大さじ1:ごはん茶碗1杯150グラム)
  • ・肉じゃが(焼肉のタレ1:だし汁4)
  • ・ブリ大根(焼肉のタレ1:水3)
  • ・照り焼き(焼肉のタレ1:酒1)

焼肉のタレとだし汁は、別容器で混ぜ合わせておきましょう。使うタレの濃度によって、割合は調節してください。

味噌ベースのタレは、ホイコーローやなす味噌炒めが定番です。豆板醤などの辛味噌が入っているタレは、麻婆系の味付けにも向いています。鶏がらスープで割って水溶き片栗粉でとろみを付ければ、本格的な麻婆が簡単に作れます。

【おすすめレシピ】

  • ・ホイコーロー
  • ・レバニラ炒め
  • ・麻婆(焼肉のタレ2:鶏がらスープ1)

塩ベースのタレは、生野菜にかけたり和えたりしても美味しいです。意外とレシピが面倒な塩焼きそばの味付けも、塩ベースのタレがあれば簡単にできます。

【おすすめレシピ】

  • ・チョレギサラダ
  • ・冷奴のタレ
  • ・塩だれきゅうり(キャベツ)
  • ・塩焼きそば

ワンランク上のバーベキュー

いつもの焼肉やバーベキューを、ワンランク上にする方法を2つ紹介します。

  • ・焼肉のタレに一晩漬け込む

せっかく作った焼肉のタレは、有効活用しましょう。タレに漬け込むメリットは、肉がやわらかくなることです。材料に含まれる有機酸の効果で、肉汁を閉じ込めジューシーに仕上がります。

  • ・調理法を変える

焼肉やバーベキューと言えば肉を焼くことがメインですが、使い捨てのアルミ鍋などを使えば、ちょっとした煮込み料理が作れます。アルミホイルで野菜と一緒に包めば、立派な蒸し料理もできます。

ワンランクアップのプラスワン!

焼肉をさらに美味しくするアイテムが、トッピングです。お好みのタレに好きなトッピングを入れて、あなただけのタレを完成させましょう。

【おすすめの薬味7選】

・わさび

わさびの香りとツンとくる辛みが、焼肉の味を引き立てます。よりさっぱり食べるなら、塩ベースのタレがおすすめです。

・万能ねぎ

長ねぎとは違った風味と食感が、食欲をそそります。ちょっとした味変におすすめです。

・大根おろし

大根の酵素が肉の脂質を分解するので、焼肉をさっぱり食べられます。肉の脂っぽさに飽きてきたときにおすすめです。

・マスタード

和からしと違い辛みがマイルドで、焼肉との相性抜群です。ほど良い酸味が、食欲を刺激します。味噌ベースのタレや、脂の多い肉におすすめです。

・柚子こしょう

独特の風味と辛みで、一味違った焼肉を味わえます。塩ベースのタレにおすすめです。

・コーン(缶詰)

つぶつぶの食感が、焼肉にアクセントを付けます。コーンの甘みがタレの甘辛味によく合います。

・トマト(ダイスカット)

肉料理のソースによく使われるように、トマトと肉の相性は抜群です。暑い時期の焼肉やバーベキューにピッタリで、脂の多い肉もさっぱり食べられます。

保管・保存方法について

冷蔵保存が鉄則です。清潔な容器や、タッパーなどに入れて冷蔵庫にて保存してください。

なるべく、密閉性が高い容器を使いましょう。冷蔵庫内の臭い移りを防げるからです。

保存のさいは、次の3つに注意しましょう。

・タレが完全に冷めてから保存する。

・容器の水気はしっかり拭き取る。

・早めに使い切る。

自家製焼肉タレの保存期限は、冷蔵で4〜5日が目安です。

まとめ

焼肉のタレを手作りするさいは、計量スプーンの使い方に注意しましょう。

・固形物はすり切りで量る

・液体は表面張力になるまで入れる

また、いりごまを使う場合は、指ですりつぶしながら入れると香りがたちます。

お好みの味で好きな量を作れるのが、手作り焼肉のタレの良いところです。美味しいお肉に自家製のタレを合わせてみても良いかも知れません。