誰もが大好きな焼肉、自宅で気軽にできたらいいですよね。でも、「専門店のようには美味しくできない」「油がはねて家が汚れる」「片付けが大変」といったことが気になりませんか?
今回は、そんなあなたに自宅で焼肉を美味しく食べて楽しむコツを紹介します。
焼肉を思いっきり自宅で楽しむには
自宅で焼肉を楽しむには、家を汚さない対策と食材にひと工夫が大切です。安全対策にも気を付けたいですね。
煙・ニオイ対策をしておく
家を汚さないためには、油はねと煙の対策をしておきましょう。そこでおすすめなのが新聞紙です。テーブルや床に新聞紙を敷いて油やタレで汚れてしまうことを防ぐことができます。片付けも新聞紙を捨てるだけなので楽です。
窓はできる限り開けて、換気扇は「強」で回して、換気もしっかりしましょう。
子供のお肉は大人が焼く
小さな子供さんがいる時には、やけどに注意が必要です。自分で焼きたがるものですが、
万が一やけどなんかしてしまっては、楽しい自宅焼肉が台無しです。焼くのは大人がして、お子さんは美味しく食べることに集中させてあげましょう。
<h3>食材にこだわる</h3>
せっかくですから、食材にもこだわりましょう。焼肉をする時って特別感がありますよね。お肉、野菜など普段よりちょっといい食材で美味しく、気持ちも楽しくいただきまょう。
また、調味料もこだわりたいところです。例えばタレは専門店で、塩はミネラル豊富な天然塩、わさびはチューブではなく生をすりおろす。ここまでこだわればさらに特別感が増します。
焼肉を自宅でやる上で準備すること
まずは自宅で焼肉をする上で、しておきたい準備を説明します。
ホットプレートではなく焼肉専用機を用意
家で焼肉をするときに、ホットプレートを使っている方は多いと思いますが、ホットプレートは鉄板が平なため、余計な油が落ちずに、どうしてもお肉が油っぽくなって美味しくなくなります。
思い切って専用の焼肉グリルやロースターを用意することをおすすめします。油をしっかり落として、香ばしくてジューシーにお肉を焼くことができて、とても美味しくいただけます。今は無煙タイプのものもあり、部屋の煙やニオイ汚れも少なくてすみます。
お肉は精肉店の店舗またはECサイトで選ぶ
主役のお肉をどこで買うかは重要です。精肉店か専門店のお取り寄せで購入することをおすすめします。スーパーで買うよりはお値段は高めになりますが、何よりも新鮮で質のいいお肉が手に入ります。また種類も多くていろいろな部位を楽しめます。
焼肉のタレにもこだわる
焼肉の味の決め手になるのがタレです。もちろんタレにもこだわりましょう。お肉を買う精肉店やお取り寄せする専門店で一緒に買うことをおすすめします。お店こだわりのオリジナルのタレで、上質のお肉の美味しさがより際立つはずです。
食べる予定のお肉には下味をつける
焼く前には最低1時間は下味をつけておきましょう。この時に焼肉のタレで下味をつけるのも美味しいですが、タレのついたお肉は焼くと煙がたくさん出てしまいます。塩・コショウ・すりおろしニンニク・ごま油で十分下味がつくので、家で焼肉をするにはおすすめです。
但し、臭みがなく鮮度・質の良い牛肉などの場合はこの限りではありません。塩を振ることで焼いた際に肉汁が出やすいので、高級なお肉は直前に味付けすることをオススメします。
新聞紙やキッチンペーパーは惜しみなく使う
煙、ニオイ対策に使う新聞紙、テーブルの汚れをふき取るキッチンペーパーなどは、惜しみなく使ってください。思いのほか油がはねたり、タレをこぼしたりと、何があるかわかりませんしね。汚れたらすぐに取り換えられるように多めに予備を用意しておく方がよいです。
自宅で焼肉をする時にあると便利なもの
自宅で焼肉をするときに、ぜひ揃えておきたいグッズを紹介します。
トング
焼いているお肉をひっくり返すのに、やはりトングはつかみやすくて便利です。
そして、食中毒防止の観点から、焼くときはトング、食べるときはお箸と使い分けるためにもトングは用意しておきましょう。
また、下味をつける時に手でまぜると手の温度がお肉に伝わると、味が落ちてしまうので、トングでまぜるのがおすすめです。
紙エプロン
服への油はねや食べこぼしを防いでくれるのが「紙エプロン」です。使い捨てなので気軽に使えますし、100円ショップや通販で安く手に入るので、まとめ買いしておくと便利です。
トングや紙エプロンがあると、便利なだけではなく、焼肉屋さんで食べているような本格的な焼肉気分が味わえます。
それ以外にも、消臭対策としてスプレータイプの消臭剤も用意しておくとよいでしょう。また消臭剤よりは値段ははりますが、オゾン発生器は消臭効果は高くおすすめです。
自宅で焼肉をするのにおすすめのお肉・食材
いよいよ食材です。お肉、野菜、魚介類とおすすめを紹介します。
牛肉のおすすめ
主役の牛肉からご紹介します。
・カルビ……肋骨あたりのお肉で脂身とうま味が強いのが特徴です。中でも肩に近い部位の肩バラの「三角バラ」は一番美味しい部位で、焼肉屋でも特上カルビに使われています。
・ロース……肩や背中のお肉で、カルビより脂身が少なくあっさりといただけます。ロースの中でもリブロースは筋が少なく、脂の濃厚なうま味があって、焼肉におすすめです。
・ハラミ……横隔膜で脂身が少ない赤身のお肉で、クセがなくて食べやすいです。
・タン……舌の部分で、歯ごたえのある食感であっさりとしたうま味が特徴です。
その他にも、ミスジ(腕の部分)、ヒレやホルモン系のミノやレバーなどもあります。
牛肉はどの部分も美味しくいただけます。
豚のおすすめ
豚肉も焼肉にはおすすめのお肉です。
・豚トロ目……首の部分のお肉で、脂身が多く、ジューシーで香ばしい味わいです。
・ハツ……心臓のお肉で、脂身は少なく、コリコリした食感が特徴です。
鶏肉のおすすめ
鶏肉もおすすめです。
・せせり……首後ろのお肉です。プリっとした食感とジューシーで濃厚な味わいです。
・ぼんじり……お尻の付け根のお肉です。鶏肉の中では最も脂肪が多く、脂身の甘みとお肉のうま味が特徴です。
・もも……弾力のある歯ごたえとうま味が特徴の定番の鳥焼肉です。
豚肉も鶏肉も牛肉に比べると値段が安く手に入ります。それぞれに味の特徴もあり、いろいろなお肉を取り揃えて味にバラエティを持たせるといいでしょう。
ソーセージ
プリっとした噛み応え、ジューシーな味わいのソーセージは子供さんに人気です。種類も多いので、好みのソーセージを焼いてあげてください。食べる時には中からアツアツの肉汁が出てくるので、火傷しないようにも気をつけましょう。
野菜類
ここまではメインのお肉を中心に紹介してきましたが、野菜もしっかりと摂りたい場合は、根菜やきのこも揃えましょう。
・たまねぎ……輪切りにして少し飴色になるまで焼くと、甘さが引き立ち、タレにもよくあいます。
・かぼちゃ……くし形に少し厚めに切って焼くと、ホクホクして美味しくいただけます。焼く前に電子レンジで軽くチンしておくと、焼きあがるまでの時間を短縮できます。
・きのこ……きのこにはたくさんの種類がありますが、きのこの風味と食感を味わうには、しいたけやエリンギなどの肉厚なきのこがおすすめです。
サンチュやキムチなど
葉物野菜やキムチも焼肉にはぴったりです。
サンチュは焼肉を巻いて食べると生野菜の新鮮なシャキシャキ感と、お肉のジューシーさが相まって、美味しいのはもちろん、ヘルシーに焼肉を楽しめます。
生キャベツも焼肉の合間に食べると、箸休めになります。
キムチも副菜として人気です。今はスーパーでもいろいろな種類がありますので、お気に入りのキムチを用意しておきましょう。
自宅で美味しい焼肉を食べる方法
お肉は常温にしておく
美味しい焼肉を食べるには、お肉は常温にしておきましょう。冷蔵庫から出してきた冷たいままのお肉を焼くと、表面だけ焼けて中まで熱が伝わりにくくなります。また美味しいお肉の脂は常温にすることでしっかり溶けて、うま味がお肉全体に広がります。
焼く10分くらい前には冷蔵庫から出しておくようにしてください。
焼肉専用機を良く温めておく
焼く鉄板は良く温めておきます。
温まっていない鉄板でお肉を焼くと、お肉がくっついて焦げ付きやすく、せっかくの美味しい肉汁が逃げてしまいます。
お肉をのせた時にジューッと音がするくらいまで、良く温めておくようにしましょう。
まとめ
自宅で焼肉をするときの準備と楽しみ方のコツを紹介してきました。全てを取り入れるのは難しいかもしれませんが、興味のあること、これならできそうというものはぜひ試してみてくださいね。