焼肉のレバーについてご紹介!おいしく調理する秘訣はごま油と下味!

焼肉の人気メニューでもあるレバー。

普段何気なく注文しているけれど、レバーについて詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

レバーは内臓ということは知っているが、どういった栄養素があるのか知りたいという方もいらっしゃるかもしれません。

今回はそんな焼肉の人気メニューでもあるレバーについて、レバーの特徴や食感や味などといった基本的な内容から、焼肉でのレバーのおいしい焼き方、焼肉のレバーのおいしい食べ方について詳しく解説していきます。

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焼肉でレバーを食べるときに、美味しく焼けなかった、ぼそぼそした食感になってしまった経験はありませんか? 実はレバーを焼く…

焼肉でよく食べられるレバーとは?

ここではレバーの特徴や部位、味や食感からカロリーや摂取できる栄養素などについて解説していきます。

レバーの特徴・部位

レバーは独特のねっとりした食感と風味が特徴的な部位になります。

そしてレバーは内臓ではなく、肝臓のことを指します。

牛レバーは独特な風味から苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、しっかりと下処理をしたレバーの場合には肉本来の臭さもなくなります。

特に新鮮なレバーの場合には食感もよく、臭みも少ないという特徴もあります。

とろけるような食感と癖になる独特の風味から焼肉店を始めとして、多くの牛肉を扱う店舗での人気メニューとなっています。

レバーのカロリーと栄養素

レバーのカロリーは100グラムあたり130キロカロリーほどで、牛肉の部位の中でもヘルシーに楽しむことができる部位の1つです。

ヘルシーな部位であるため、女性人気が高い部位でもあります。

またさまざまな栄養素が含まれることでも有名です。

貧血予防に効果的なビタミンB12や抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれているのもレバーの特徴です。

レバーが苦手となる臭みの原因は?

レバーの香りは独特でかなり強く、好みが分かれることが多く苦手意識を持つ人もいます。

そんな独特な香りの要因は、レバーに含まれる成分によるものです。

その成分とは、脂肪を構成している不飽和脂肪酸の一種、アラキドン酸です。このアラキドン酸は、レバーを加熱した温度が100℃になると、鉄とくっつくことで酸化アラキドン酸となり独特のレバー臭となります。

ポイントは加熱した温度が100℃になることです。昔では食べられた生レバーが臭くないように、焼き鳥屋のレバーやキモが独特の臭いを放つ理由がこの温度にあたります。

そのため、100℃未満の弱火で火を通すことで、独特な臭いを抑えることができます。

焼肉のレバーの美味しい焼き方

焼肉のレバーには美味しい焼き方があることをご存じでしょうか?

しっかりとレバーにあった焼き方を試すことによって、レバーを存分に楽しむことができます。

ここでは、より美味しくレバーを食べるためにおすすめの焼き方をご紹介します。

【レバーの焼き方】じっくりと火を通す

美味しくレバーを食べるためにはじっくりと火を通すことが重要です。

多くの焼肉店で提供されるレバーは薄切りにされているため、そこまで注意して焼く必要はありません。

しかし、1センチ以上の厚さでレバーが出された場合には注意が必要です。

もし1センチ以上のレバーが出された場合には弱火でじっくりと火を通すことをおすすめします。

肉が厚いために短時間で強火で火にかけてしまうと、肉質が硬くなってしまい、レバー本来の旨みを最大限に味わうことができません。また、強火によってアラキドン酸が結合するため、レバー独特の臭いが強くなります。レバー独特の臭いが好きな人は強火が良いかもしれませんが、多くの人にとっては弱火がおすすめです。

レバー特有のねっとりとした食感と風味は、強火で焼いてしまうと肉質が硬くパサパサとなります。レバーの食感が損なわれてしまうので焼き加減にはご注意してください。

 

【レバーの焼き方】生焼けには注意が必要

強く火にかけすぎてしまうことも注意が必要ですが、生焼けにも十分注意しなければいけません。

生焼けのレバーの特徴は肉の色にあります。

レバーは加熱すると白っぽくなることが特徴ですが、生焼けレバーの場合には赤黒い色であることが多いです。

レバーの中でも鳥レバーの場合には肉が厚い場合には中心部が生焼けしてしまいがちです。

レバーを生焼けで食べてしまうと、肉の内部にも食中毒菌がいる可能性があるため、食中毒になる可能性があります。

レバーを召し上がる際には表面の色合いはもちろん、内部まで火がしっかりと通っているかを確認するようにしてください。

【レバーの焼き方】焼肉でのレバーの焼き方のコツ

では実際に焼肉店でレバーを美味しく食べるためにおすすめの焼き方をご紹介していきます。

レバーを置く位置も重要

焼肉でレバーを調理する際にはレバーを網や鉄板に置く位置に気を付けると美味しく食べることができます。

炭火で焼く場合には網や鉄板の中央に置く事、そして30秒ごとに両面を十分に加熱する、そして最後は中心部まで火が通るまで網や鉄板の端に寄せて30秒程加熱する方法です。

炭火の場合には300度を超えてレバーを熱することになるため、過熱し過ぎでレバーが硬くなることを防ぐために短時間で焼き上げる必要があります。

レバーは少し焼き方にこだわるだけで美味しく食べることができますので、焼肉店に行った際にはぜひこの方法を試してみてください。

自宅でのレバーの焼き方のコツ

焼肉店でレバーを美味しく食べる方法をご紹介してきましたが、もちろん自宅でもレバーを美味しく食べる方法は存在します。

焼肉店の場合には提供される前に下ごしらえ等がされていることが多いので、気にする必要はありませんが、自宅でレバーを調理するとなると下ごしらえも重要になってきます。

ここではおまけとして、自宅でレバーを美味しく食べる方法をご紹介します。

レバーは下ごしらえが大切

焼肉店では提供される前に下処理をされていますが、もし自宅などでレバーを召し上がる際には下ごしらえをしっかりとすることも美味しくレバーを食べるコツになります。

レバーは他の部位と比較しても臭みが強い部位になります。

そのため、焼く前にはしっかりと血抜きと臭み取りをする必要があります。

臭みを取るためには水洗いののち牛乳に漬ける、もしくは醤油と酒に漬けて下味を付けるなどの方法があります。

また、レバーは鮮度が高いものは臭みが少ないという特徴もあるため、より新鮮なレバーを選ぶことも重要です。

レバーは焼く前にごま油にくぐらせる

自宅などでよりおいしくレバーを食べるためには焼く前にごま油をくぐらせることもおすすめです。

レバーは肝小葉という粒が集まった部位であるため、網や鉄板にくっつきやすいという性質を持っています。

そのため、ごま油にくぐらせてから焼くことで網や鉄板にくっつきにくくなるだけではなく、ごま油の風味とレバーの風味がミックスされてより美味しく食べることができます。

レバーはフライパンでも美味しく焼くことができる

フライパンを使うことで簡単にレバーを自宅で美味しく食べることができます。

まず中火で表面を焼き、表面の色が白色に変わったところで裏返します。

裏返した後は弱火でじっくりと中心部に熱を通すために時間をかけて焼きます。

レバーの厚さにもよりますが、1センチ程度の厚さの場合には最大でも2分ずつ両面を焼くことで美味しく食べることができます。

鳥レバーの場合には中心部までしっかりと熱を通す必要があるため、両面5分ずつ焼くことをおすすめします。

焼き方を少しこだわることで、焼肉店と同じようなクオリティーでレバーを食べることができますので、ぜひ今回の方法を参考にして自宅でもレバーを美味しく召し上がってみてください。

焼肉のレバーのおいしい食べ方

焼肉レバーにはおいしい食べ方がたくさんあります。

レバーはその独特な食感や風味から苦手な方も多い部位にはなりますが、しっかりと調理することによって旨みを十分に味わうことができ、レバーが苦手な方でもおいしく食べることができます。

ここでは数多くあるレシピ・食べ方の中からおすすめしたいものを厳選して4つご紹介します。

レバニラ炒め

レバーを使った料理といえば何と言ってもレバニラ炒めは外すことはできません。

夕食のおかずになることはもちろん、おつまみとしても重宝され、調理も簡単におこなえるため、これからレバーを使った料理にチャレンジしたい方には特におすすめしたい料理です。

レバーをしっかりと加熱した後にニンジンやにら、ニンニクなどを入れてサッと炒めるだけ。

ビールや日本酒などさまざまなお酒との相性も抜群です。

牛レバーステーキ

他の部位と同じようにステーキで食べることもおすすめです。

臭みをしっかりと取って、酒とショウガを合わせたタレにレバーを漬けこみしっかりと味付けをしてからフライパンなどで熱します。

最後に黒コショウなどをふりかけることで臭みもなく、しっかりとレバーの旨みを楽しむことができます。

味付けで酒を含んだタレに漬けこむため、臭み取りも調理工程の中でできるため、初心者の方でもチャレンジしやすいレシピではないでしょうか?

ステーキとしてレバーを食べながらお酒を楽しむことができるので、お酒好きの方にもぜひ試していただきたい料理の1つです。

 

牛レバーの甘露煮

レバーと千切りにしたショウガをじっくりと煮込んだ甘露煮もおすすめです。

下ごしらえをしたレバーと千切りにしたショウガをみりんや酒、醤油などを混ぜ合わせたもので煮込むだけの時短レシピでもあります。

サクッと作れる簡単なレシピであることはもちろん、レバーの臭みをしっかりと取ることができるため、レバーが苦手な方でもおいしく食べることができます。

一品料理としてもおつまみとしても活躍する甘露煮は辛口の日本酒などのさっぱりとした

お酒との相性は抜群です。

ぜひ日本酒のお供を探されている方は牛レバーの甘露煮にチャレンジしてみてください。

牛レバーの赤ワイン煮

牛レバーを洋風に赤ワイン煮にしたものもおすすめです。

下ごしらえをしたレバーを両面に火が通るように熱し、十分に熱が通った後は赤ワインと砂糖と醤油を配合したものでじっくりと煮込みます。

食感を変えるためにマッシュルームを追加することもおすすめです。

レバーの赤ワイン煮は、日本食とはまた異なったレバーのおいしさを味わうことができるでしょう。

洋風テイストでレバーを味わいたいという方には強くおすすめしたい料理です。

まとめ

今回は焼肉のレバーについて、レバーの特徴や部位、カロリーや栄養素、レバーの美味しい焼き方やおいしい食べ方についてご紹介してきました。

レバーはカロリーも100グラムあたり130キロカロリーほどのため、牛肉の部位の中でもヘルシーに食べることができる部位の1つです。

またビタミンや鉄分など豊富な栄養素が含まれているという特徴もあります。

焼肉店のメニューなどで人気のレバーですが、今回の記事でご紹介した焼き方を試すことによってより美味しくレバーを楽しむことができます。

ぜひ皆さんもレバーを召し上がる際には今回ご紹介した焼き方を試しながら、レバーを召し上がってみてはいかがでしょうか?

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