「サーロインステーキをおいしく焼くポイントって何?」
「サーロインステーキを自宅で焼くと硬くなったり生焼けっぽくなってしまう…」
「サーロインステーキに合うソースってある?」
「サーロインステーキの焼き方ってどんな種類がある?」
本記事では上記のお悩みや疑問にお答えします。ステーキの王様といえばサーロインステーキです。
特別な日に食べるという人もいるでしょうから、せっかくなら美味しくなるように焼きたいですよね。サーロインステーキの焼き方のポイントはシンプルで、ちょっとした手間をかけるだけでだれでも美味しく焼くことができます。
ここから、サーロインステーキを焼く時のコツやステーキに合うソースレシピを紹介するので、参考にしてください。
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サーロインステーキの焼き方の種類
サーロインステーキの焼き方には、一般的に4種類あります。この4種類をおさえておけば、ステーキ店での注文にも迷わなくなりますよ。ここから具体的に紹介します。
レア
レアとはお肉の周りには焼き色がついているものの、中は生の状態のことです。カツオのたたきをイメージしてもらえると、わかりやすいでしょう。
中心部の温度は30℃から50℃くらいで、しっかりと火が入っていないことが分かります。生っぽいお肉が好きな人に向いています。
ミディアムレア
ミディアムレアとは、ミディアムとレアの中間くらいの状態のことです。お肉の中心部分の温度は、だいたい50℃から60度くらいです。レアよりも火が通っているものの、中心部分にはまだしっかりと火が通っていません。
一般的には、ミディアムレアの焼き方が最もおいしくステーキを食べられると言われています。ですから、もし焼き方で迷ったらミディアムレアを頼んでみるのも方法の一つです。
ミディアム
ミディアムとは、肉の表面にしっかり焼き色がついているものの、お肉の中心部分はほんのりとピンク色をしている状態のことです。
お肉に完全に火が通っていないものの、ほとんど火が通っている状態になっています。中心部分の温度は60℃から70℃くらいになっており、歯切れよく食べられるのが特徴です。
ウェルダン
ウェルダンとは、お肉の表面だけでなく、お肉の中心までしっかりと火が入っている状態のことです。断面を見ると、ピンク色の部分はなくなり、全体にしっかりと火が入っていることが分かるでしょう。しっかりと時間をかけてお肉全体に火が通っているため、肉汁が少なくなっているケースがあります。
しっかりと焼かれたお肉が好きな人に向いています。
サーロインステーキの焼き方【準備】
サーロインステーキをおいしく焼くには、しっかりと準備することがポイントです。
ちょっとした一手間を加えてあげると、ステーキの味は格段においしくなります。ここから、具体的に紹介します。
常温に戻す
サーロインステーキを焼く30分くらい前になったら、冷蔵庫からお肉を出して常温に戻してあげましょう。常温に戻すことでお肉に火が入りやすくなるので、焼き時間を短縮することが可能です。
焼き時間が短くなればお肉が硬くなりにくくなりますから、よりお肉の旨味を味わえるでしょう。また、生焼けを防ぐことにもなります。
水気を取る
お肉を常温に戻すと水分が出てくるので、キッチンペーパーなどで拭き取ってあげましょう。すると、油ハネを防ぐことができますし、お肉に下味が入りやすくなります。
格子状に切り込みを入れる
包丁を使って、お肉に格子状の切り込みを入れていきます。だいたい2cm間隔で切り込みをいれるのがポイントです。切り込みを入れることで、焼いた時にお肉が縮むのを防ぐことができますし、お肉を柔らかくすることもできます。深く切りすぎないようにだけ注意してください。
焼く直前に下味をつける
焼く直前に、塩コショウで味付けをしていきます。早めに下味をつけてしまうと、お肉から肉汁が出るケースがありますので、慌てずに作業していくといいです。
ですから、ここでは焼く面だけに下味をつけて、もう片面はひっくり返す直前に下味をつけるようにします。
サーロインステーキの焼き方【本番】
強火で焼き始める
サーロインステーキを焼き始めるときは、必ず強火にしましょう。強火で一気に焼き色を付けることで、お肉の旨味をぎゅっと閉じ込めることが出来るからです。もし最初に弱火で調理してしまうと、肉汁が溢れ出して硬いお肉になりやすいので注意が必要になります。
ポイントは、フライパンをしっかり温めておくことです。鉄製のフライパンを使うと、フライパンをしっかりと温めることが出来ますし、均等に火を通すことができるのでオススメです。
色が変わってきたらひっくり返す
お肉の表面にしっかりと焼き色がついたら、弱火にしてしばらく様子を見ます。お肉の全体の3分の1くらいに火が通って、色が変わってきたらひっくり返しましょう。ひっくり返す前に下味をつけることをお忘れなく。
強火で焼く
ひっくり返したら強火にして、一気に焼き色を付けます。途中でお肉に触りたくなるかもしれませんが、肉汁が出る原因になりますから、焼き色がつくまではグッと我慢してください。
弱火で蒸し焼きにする
表面にこんがりと焼き色がついたら、弱火にして1分くらい蒸し焼きにしていきましょう。フタをするかアルミホイルなどを使うと効果的です。蒸し焼きにするとお肉の水分を閉じ込められるので、よりおいしく食べることができます。
余熱で火を通す
フライパンからお肉を下ろし、アルミホイルで包んで余熱でじっくりと火を通していきましょう。余熱で火を通すと、表面が硬くなったり生焼けになったりするのを防ぐことができます。時間の目安は、3分から4分くらいです。
サーロインステーキの味を引き出すソースレシピ
サーロインステーキの味をさらに引き立ててくれるのがステーキソースです。せっかくおいしくステーキが焼けたのでしたら、ソースまでこだわればステーキをよりおいしく食べられるでしょう。ここから、ステーキソースのレシピを具体的に紹介します。
基本のステーキソース
(2人から3人分)
- 玉ねぎ 2分の1コ
- にんにく 小さじ1
- 酒 大さじ2
- 砂糖 小さじ1
- はちみつ 大さじ1
- 酢 大さじ1
- 醤油 大さじ2と2分の1
(作り方)
- たまねぎをすりおろします
- フライパンにすべての材料を入れひと煮立ちさせます
- 好きな味の濃さになるまで弱火で煮詰めて完成
(ポイント)
- ステーキを焼いたあとのフライパンで作ると、お肉の旨味が移ってグッと美味しくなります
- 冷蔵庫で保存することができますが、おいしいうちになるべく早くお召し上がりくださいね。
出典:macaroni(https://macaro-ni.jp/83404)
わさびステーキソース
(2人から3人分)
- 水 大さじ4
- 赤ワイン 大さじ4
- みりん 大さじ4
- はちみつ 大さじ2
- わさび 小さじ4
- しょうゆ 小さじ4
- 小ねぎ 少々
(作り方)
- フライパンにわさび以外の材料をいれ、中火にかけます
- とろみがついてきたらわさびを加えて、火から下ろします
- 小ねぎをちらして完成です
(ポイント)
少し甘めのステーキソースなので、好みに応じて砂糖や蜂蜜の量を少なくするといいです。赤ワインがない人は、白ワインを使ってもOKです。
出典:kurashiru(https://www.kurashiru.com/recipes/7f711e61-6d4f-4e2d-bafe-e9114fb12eaf)
まとめ
ここまで、サーロインステーキを焼くときのポイントや焼き方の種類などについて紹介してきました。
本記事のまとめは下記の通りです。
- サーロインステーキの焼き方は、一般的に4種類あります
- サーロインステーキを焼くときの準備として、お肉を常温に戻すこと、筋切りをすることなどが有効です
- サーロインステーキを調理する時のポイントとして、強火で焼き始めることや余熱で火を通すことなどがあります
- サーロインステーキの味を引き出すには、仕上げのソースまでこだわると良いです
サーロインステーキを美味しく焼いて、大切な人と幸せな食卓を囲んでください。